ブラインドサッカー日本代表合宿 | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

ブラインドサッカー日本代表合宿

先日、ブラインドサッカー日本代表の合宿を見学に行きました。




ブラインドサッカーは、フットサルコートと同じ大きさで、5人対5人で行われる目の見えない方のサッカー。


目の見えない方にも、色々なクラスがあり、B1クラス、B2/3クラス。


今回見学させて頂いたのは全盲クラス、B1クラスでした。




皆さん、アイマスクをされてプレーをしていました。


なので、フットサルと人数、コートの大きさは同じですが、ルールはちょっと違います。


まず、サイドフェンスと呼ばれるサイドラインに壁があり、ボールはシャカシャカと音がなる鈴が入っている。


プレー中にプレーヤーはボイと声を出さないといけない。


GKは目が見える方がすることが出来るが、ペナルティーエリア内にGKエリアがあり、そこから出て、ボールを触ってはいけない。足でも触ったらダメ。


例え、目の前にボールが転がっていてもそのエリアから出てボールをさわることはファールになる。


ファールもチームファールが4つ目から第2PK。


ゴールの後ろには、コーラーと呼ばれるゴールの位置を知らせる人がいる。


その他にもフットサルとは違うルールはあるのかな。


見学中は驚きの連続だった。


「何で?」という疑問と、「すげー」という言葉ばかりが出た。


最初は疑問だらけ、


目が見えないのに何でそこにボールが来るのがわかるのか。


何で、そのボールをコントロールできるのか。


何でドリブルシュートが打てるのか。


何で、味方の位置がわかるのか。


何でディフェンス、できるのか。


相手についていけるのか、味方と相手をどう区別してるのか?

などなど。


スタッフの方にいっぱい質問し、説明を聞きながら、プレーを見て、1つずつ納得しながら。



納得してからは、今度はそのプレーの凄さにただ、驚いていました。


自分がもし目が見えなかったら、絶対に今と同じようにプレーすることは出来ないと思った。


それだけ、俺は目に頼っている。


目で見てプレーを判断している。


選手の皆さんは目が見えない分、耳がとても良い。音への反応がとても早い。


音に対する反応。


一番驚いたのは、ゴールを決めたときの選手の方々の反応。


シュートが決まった瞬間、決めた選手は喜ぶ。


なんで?シュートが入ったのが、わかるのか?


見えないのに、見えている選手と同じリアクション。


聞けば、ゴールに入る音で、周囲のリアクションでそれが分かるらしい。


コーラーの声よりも早く、ゴールネットに入る音を聞き分けている。


本当に凄いと思った。


目が見えない世界で、どういうふうにゴールをイメージし、プレーをイメージしているのか。


イメージの豊富さ、イメージの凄さ、ただ驚くしかなかった。


最後に少しだけご挨拶させて頂きました。




今度フランスで国際大会があるようです。


ぜひ、皆さんに頑張ってもらいたいなと思いますし、ブラインドサッカー日本代表をこれからも応援していきたいと思います。


頑張れ!!日本。