始球式 | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

始球式

先日、QVCマリンフィールドにて千葉ロッテマリンズvs西武ライオンズ戦の始球式をやらせて頂きました。




このような大役をやらせて頂き、関係者の皆様、ご尽力して下さった皆様に感謝の気持ちで一杯です。


本当にありがとうございました。


無事に大役をなんとか終えることができ、正直ホッとしています。


サッカー、フットサルをずっとしてきた俺にとって、マウンドからキャッチャーまでの18メートルがとても遠く感じた。


正直、届かなかったらどうしようと何度も思った。




ウォーミングアップでのキャッチボールも何年振りにグローブをはめたのか、思い出せないくらい久しぶりだった。


硬球はたぶん、生まれて初めて投げたと思う。


親父と小学生時代にキャッチボールをした時は軟式だったし、ボールも小さかったと思う。


まあ、そんな親父は始球式をすると伝えたら、「兄貴とはやった記憶があるが、俺とはやった記憶がない」という始末。


「いやいや、やったことあるでしょ」と伝えたら、


「そうだっけ?なんなら今、手伝ってやるぞ」って言われた。


この歳になって家の前でキャッチボールをしてたら変だよなと想い、遠慮した。


ほぼ、ぶつけ本番で臨み、かなりの緊張とかなりの不安の中での登板。




紹介されて、マウンドに向かうとき、何で俺がここを歩いているのだろうって不思議な気持ちになった。




いざ、投球。


投げるときは「小宮山コール」も頂き、かなりテンションも上がりました。




何とか届き、本当に良かったです。


一安心。


最初は思いっきり投げようかなって思ったけど、絶対にあらぬ方向に飛んでいってしまうと思い、暴投だけは避けたかったので、軽くキャッチボールのようにキャッチャーミットをめがけて投げた。


色々な人に色々なことを言われたけど、

例えばフォークを投げろとか、


牽制しろとか、


アンダースローで投げろとか、


村田兆治さんの真似をしろとか、


そんなの無理。出来ない。


あそこに立ったらそんな余裕はない。


人生であれほど緊張したのは、そうそうない。


始球式前にも、グラウンドへの入口付近の通路に立って待っていたら、


そこに伊東監督は通るし、


ブラゼル選手、GG佐藤選手、里崎選手と試合直前の選手が行き来しているのを目の当たりにし、俺の緊張はどんどん増していった。


そんな俺の緊張をほぐしてくれたのが、ロッテのマスコット。


何て名前かわからないけどサングラスをかけたマスコットが、すごく絡んでくれて、緊張をほぐしてくれた。


悪そうなマスコットだったけど、良いヤツだったな。


そんなこんなで無事に終えることが出来ました。




終わってみるととても緊張したけど、楽しかったです。


試合はその後、大雨により2回の裏で中止となった。


久しぶりに生の野球は面白かった。


さっき自分が立っていた所から、めちゃくちゃ早い球を投げるピッチャー、それを打つバッター。


野球選手って本当に凄いなって思った。


貴重な経験が出来ました。


間違いなく一生の思い出です。


ありがとうございました。