イラン戦
中国遠征第2戦のイラン戦は2-2の引き分けだった。
昨年もこの大会、イラン戦は2-2の引き分け。
今年はアジア選手権前に良い内容で勝利したかったが、勝つことは出来なかった。
この試合は立ち上がりで失点をしてしまった。
今日の試合、俺はスタートで出場したが、その役割を果たすことが出来なかった。
俺のポジション、そしてスタートの役割としてはまずは先制されないこと。
失点をしないで、ゲームをしっかりと作ること。
それは最低限の役割。
それが出来なかった。
相手の7番と左サイドでの1対1。
警戒していたのに縦に抜かれてゴールを決められてしまった。
試合前のミーティングでドリブルがうまく縦に早いと事前に情報はあったのに抜かれてしまった。
ファウルも出来ずにゴールを決められてしまい、先制点を許した。
フィクソの役割もスタートの役割も果たせなくて本当にチームに申し訳なかった。
その後、川ちゃんが謎の判定で退場し、1人少ない状況になった。
去年のイラン戦も健介と滝田、それにミゲルまでも退場し、1人少ない状況で追加点をとられた。
今年は何としても守りたかったが、これも守り切れずに失点。
0-2にされてしまった。
前半はこのまま0-2で終わり、後半へ。
ハーフタイムは2点差だったらまだ、何が起きるかわからない。
1点とればゲームは変わる。
だから、早い時間に得点しようと。
その為にプレスをアグレッシブに掛け、奪ったらカウンターにどんどん飛び出そうと。
後半は日本のゲーム展開になった。
素早いボール回しとショートカウンターを繰り返し、何度もチャンスを作った。
得点もコウタロウが1対1で仕掛け、シュート、そのこぼれ球をラファが押し込んで1点差。
途中からイランの脚が止まったように感じた。
特にイランのファーストセット。
イランのファーストセットはシャムサイ―がいるセット。
攻撃への圧力、そして迫力はすごいが、守備はあまり運動量も連動もカバーも少なかった。
ボールポゼッションからチャンスを作り、セットプレーからラファのダイレクトボレーで同点。
スーパーゴールだった。
2-2。
その後もゴール前での間接フリーキックなどがあったが、得点に結びつけることが出来ずにこのまま試合は同点のまま終了。
前半の失点がなければ、勝てた試合だった。
ミゲル監督がこのレベルの相手に勝つにはパーフェクトなディフェンスをしないと勝てないと言っていた。
その通りであり、今日はパーフェクトなディフェンスが出来なかった。
俺にとっては本当に反省する点が多い試合だった。
負けなかったことだけが唯一の救い。
アジア選手権、本番で同じようなミスをしないようにするしかない。
もっともっと集中してゲームに入り、自分の役割を全うしないと。
明日はこの遠征ラストの中国戦。
完全アウエーの中での試合となることが予想されるがこれもしっかりと慣れておかないといけない。
アウエーの雰囲気のなかでも勝つことができるように。
明日こそは勝ってこの大会を終えられるように精一杯戦っていきたいと思う。
ラスト1試合。頑張ります。