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スペイン遠征5日目

合宿6日目の昨日はスペイン一部リーグのカルニセールと対戦した。



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(中山さん、写真ありがとうございます。)


結果は1-3で敗戦。



前半で0-3のリード。



立ち上がりからディフェンスがあまり機能しなかった。



ボールへの寄せ、プレス、ボールを奪うということが一切できなかった。



相手に押し込まれ、自陣ゴール付近でのキックインやコーナーが続いた。



何回かカウンターからシュートまではいけたが、決定機はほとんど作れなかった。



失点シーンはコーナーキックからクイックで始められ、浮き球をダイレクトボレーで決められた。



その時にディフェンスをしていたが、相手にブロックされ、シューターへのディフェンスがちょっと遅れた。



ちょっと遅れたので身体でコースを消しに行ったがちょっと中途半端な姿勢になり、俺のどこかを通りぬけてゴール左下に吸い込まれた。


浮き球をボレーであのコースに叩きこまれるとは、正直思わなかった。



ちょっとコースを消したが、狭いコースに的確に狙って蹴り込む技術。



浮き球を確実にミートする技術。



ブロックもファウルギリギリのブロックを仕掛けてくる。



振りほどこうとする間に数秒、時間が出来る。



その数秒でマークが遅れる。そこを確実に決めてくる力。



このレベルはそういうレベル。



2失点目も俺が出ている時間帯だった。



ディフェンスの組織構築とディフェンス組織を昨日させるのが役割なのだが、昨日はその役割が果たせなかった。



2失点目はピヴォ当てからのシュート。



ピヴォにはタイトについていたが、落とされてシュートを打たれてしまった。



ピヴォに入ったらまずは反転されてシュートを打たれないことがを第一のセオリーで、落とされたボールに対して何か出来なかったかなと反省している。



例えばスライディングをするとか、身体を投げ出すとか。



何か出来ることはあったかもしれない。



セオリー通りのディフェンスをしても止められなかったら意味がない。



そんなことを思った失点だった。



悔しすぎる失点だった。



もう1点フリーキックから点をとられ、前半で0-3。



苦しい試合となった。



後半はボールサイドに強くいくこと、ボールが動いている間に寄せて相手を前進させないことを監督から強く指示された。



負けていたし、同点にする為にも何が何でもボールを奪うということを意識し、ハーフから押し上げていくディフェンスを徹底した。



後半はそんなに攻め込まれるシーンはなかった。



ボールを奪ってカウンターにいけるシーンも何度もあった。



ただ、ゴールが遠かった。



カウンターの切り替えは攻守ともにカルニセールはタラべラよりも早かった。



切り替えの早いチームにカウンターから点をとるのは難しかった。



そうなると今の日本と得点を狙う手段としてはセットプレーとサイドでの1対1になってくる。



セットプレーは惜しいところまでいったが、1対1はなかなか抜かせてくれないし、ゴール前まで迫らせてくれない。



ゴール10メートル前からなかなか押し込めない。



得点するための危険なゾーンに侵入できない。



そこは個の力であり、チームの攻撃力が足りない部分なのかもしれない。



引かれた相手にどう戦うか、どう点をとるのか。



レベルの高い相手には今はその部分がとても大きな課題のような気がする。



今日はセコビアとの試合。



今日こそは勝てるように全力で戦いたいし、内容と結果の両方を求めたいと思う。