全日本選手権3日目 | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

全日本選手権3日目

今日は3月11日。


日本人にとって一生忘れることのない特別な日。


色々な想いがある中での一次リーグ最終戦は北海道とのガチンコ対決だった。


勝った方が準々決勝へ行けるというサバイバルゲーム。


うちは勝つか引き分けで準々決勝へ進める状況だった。


だが、引き分けることなんて微塵も考えなかった。


勝って代々木に帰る。


そのことしか考えなかった。


それは俺だけでなく、チーム全員が思ったと思う。


昨年、止まってしまった時間をもう一度動かす。


その為にはまずは代々木に帰ること。


自分達が今もこうして全力でボールを追い掛けられること。


一緒に戦える仲間がいること。


リスペクト出来るライバルがいること。


自分達のことを全力で応援してくれるサポーターがいてくれること。


常に支えてくれる人が近くにいること。


これらは当たり前のことではない。


そう思い知らされた昨年のこの日。


今日はそういう想いを強く感じながらそして強い気持ちを持ってプレーした。


もちろん、勝つ為にだが自分が全力でプレー出来ることに感謝しながら。


結果は3-2で勝つことが出来た。


お互い、負けたくない気持ちがとても出たゲームだった。


玉際の激しさ、ルーズボールの競り合い、ゴール前の攻防、身体を張るシーンがお互い多かった。


ヒートアップした時間帯もあった。


終始リードして戦うことが出来たのは大きかった。


前半開始早々の先制点と前半終了間際の3点目が大きかった。


あとは耐えに耐えた試合だった。


後半は北海道にかなり長い時間パワープレーをされたが必死に守った。


1点は失ったが最後の最後まで全員で身体を張って守りきった。


大きな勝利だった。


勝てて嬉しかったし、次に繋げることが出来た試合だった。


サポーターに挨拶に行く時、一瞬安堵感から涙が出そうになった。


勝った嬉しさとともに勝ったことの安堵感でいっぱいだった。


北海道のサポーターからの浦安コールと「絶対優勝して下さい」の言葉。


とても重く熱い言葉だった。


北海道のサポーターはいつも温かみがある応援をされていると思う。


今日も負けた後、選手1人ずつの名前を呼んで「胸を張って帰ろう」と何度も大きな声で伝えていた。


負けた時こそ選手に文句や罵声を浴びせるのではなく、選手を鼓舞し、支えるのが真のサポーターだと思う。

素晴らしいサポーターだと思った。


北海道の想いも背負って準々決勝は頑張りたいと思う。


最後に静岡まで応援に来てくれた皆さん、本当に応援ありがとうございました。