惜敗 | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

惜敗

友祐日記 - バルドラール浦安所属 小宮山友祐オフィシャルブログ-20110103134835.jpg

昨日、福田電子アリーナに母校の応援に行きました。

勝利を目指し駒大高は前回優勝校の山梨学院に0-1で敗戦した。


惜しい試合だった。


前半は山梨学院の波状攻撃を受ける時間もあったが全員が集中して身体を張ってディフェンスをしていた。

ただその中で唯一ゴール右からの直接フリーキックを左利きの山梨学院の荒木選手に直接決められた。


とても良いシュートだった。

あれは仕方ない。


でもその1失点だけだった。


後半は駒大高のペースだった。

裏へ積極的に抜ける動き、前から必死にボールを追いかける姿勢などは勝利への執念をすごく感じた。


ただ、ロングボールを入れた後のセカンドボールをことごとく山梨学院に拾われていたのが勝敗を分けた部分だったように思う。


山梨学院のセンターバックの3番はヘディングがすごく強かった。


駒大高のフォワードはあまり背が高くないから、ロングボールの競り合いは不利だったように思えた。


裏に抜ければチャンスが作れるけどその前に跳ね返されるシーンが多かった。


裏に抜ける時は7番の長澤選手が競り勝った時。


7番の長澤選手と6番の宮崎選手がセカンドボールを拾うポジションにいるのだが、長澤選手が競り合っている時には宮崎選手が1人しかいない。


1人であの広い中盤をカバーするのいくら運動量の多い宮崎選手でも難しい。


山梨学院はそのセカンドボールをことごとく7番のキャプテンと10番が拾っていた。


3番が跳ね返すのがわかりきったようなポジショニングだった。


また、10番は視野が広くてパスもドリブルも出来る良い選手だった。


駒大高はセンターバックの3番松岡選手か4番のキャプテン大畠選手がもう少し前のポジションを取れたら良かったのかなって思った。


そうすれば宮崎選手がもう少し前のポジションを取れて山梨学院の7番10番にもっと寄せれたのかなって。


セカンドボールを拾われてしまうのは仕方ないとしてそこで7番10番にフリーで前を向かれてしまったのが駒大高の攻撃が単発で終わってしまう要因だったと思う。


センターバックの2人はちょっと9番をケアし過ぎていたかもね。


9はフィールドで一番デカくて存在感はあったからケアするのはしょうがないけど。


でも、それでもチャンスはあったし終了間際にはバーを叩くシュートもあった。

入ったと思って立ち上がったよ。


本当に惜しかった。


惜しい試合だった。


試合後の選手、スタッフ全員の涙には思わず俺も涙した。


悔しい気持ち、勝ちたい気持ち、言葉にならないものがすごく伝わってきた。


あの涙には感動した。


観ていてそういう気持ちになったのは俺だけではなかったと思う。


勝たせてあげたかった。


3年生はこれで引退。


昨日のスタメンは全員三年生だったと思う。


彼らはこの数日で一生のうちに何度も経験することの出来ない、とても貴重な経験をしたと思う。


この経験を次のステップで生かして欲しい。


どの道に進んでもこの経験は必ず生きる。


俺は高校生でこういう経験ができた彼らを羨ましく思うし、今後の成長を期待したい。


胸を張って次のステップで頑張って欲しいな。


そして、来年もこの舞台に戻ってこれるように下級生の頑張りにも期待したい。


初出場の全国高校サッカー選手権大会でベスト16はとても素晴らしい結果だと思う。


選手の皆さん、スタッフの皆さん、父母会の皆さん、学校関係者の皆さん、感動をありがとうございました。


年始からすごく良い経験が出来ました。


俺も後輩達に負けないように今年も頑張ります。