成長過程 | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

成長過程

日曜日はアウエィで町田との試合だった。



去年、同じ会場で町田には0-5と大敗。



すごく悔しかった。あの悔しさは今でも良く覚えている。



チームメイトの太郎と帰りの小田急線の中はずっとため息の連続だった。



なかなか切り替えることさえ、難しかった。



もう、あんな思いは二度としたくなかった。




今年は、どうなるのか。




正直やってみなければ何もわからないって思ってた。




ここまでの勝ち点とか、相手に元チームメイトがいるとか、そんなことは関係なかった。




ただ、「絶対に勝ちたい」って思いは誰よりも強く持って試合に臨もうと。






結果は2-1で勝つことができた。




内容はどちらかと言えばあまり良くなかったのかな。




町田の引いたディフェンスを崩すことは難しかったし、町田のポゼッションにうちの前プレが回避されることも多かったし、個々の選手の個人技に対応するのもうちは後手に回っていたっような気がした。




自分が出ている時間はなかなか崩せないなって感じていたし、カウンターで危ない場面が何度かあった。




出てない時間は外から見ていて、いつものアグレッシブさが足りないように感じたし、どことなく慌てているように見えた。




前半は町田の試合だったと思う。



先制点もとられてしまったし、ピンチも勢いも向こうの流れだった。



もちろん、うちにもチャンスは合ったしピンチもあった。




チャンスの数だったら同じくらいかな。




ピンチはうちの方が多かった。




潤が止めてくれなかったら何点入ってたんだよっていうくらい。




そのピンチは全部、球際でのとられ方、切り替えの遅さ、マークのずれ、コーチングのミスから起こったことだった。




そのミスはうちが今年、強みにしていた部分であり、武器にしていた部分。




自分達が最低限やらなければならないことを町田にやられ、自分達を苦しめた。




強みが弱みに変わってしまった。



それが前半、苦しんだ理由だと思う。




アウエィは本当に難しい。



試合の雰囲気、試合の入り方、試合でのパフォーマンスなどなど。



いつも何気ないことが、アウエィだと大きく試合の流れに影響する。




出来ることが出来ないと焦りやミスを誘発する。




雰囲気にのまれる。



相手にのまれる。



試合にのまれる。



前半のうちはそんな風だったと思う。




でも、うちが勝つことができた。


その理由は何だろうな。


色々とあるとは思うけど一つは後半の入り方だったと思う。



後半は前半とは違う試合の入り方が出来た。



いつものように積極的にプレスをかけ、ボールをうばい、攻撃につなげる。



運動量がもどったように思えた。



全員が走ったと思う。



攻撃にも守備にも。



特に守備は走らないと機能しない。



だれか1人がさぼったら守備は崩壊してしまう。



まずは、守備から安定させることが出来たのが大きかったと思う。



それでもピンチはあったけど。



早くに5ファウルになってしまったりもしたし、ディフェンスをするのにもキツイ時間が続いた。



でも、最後まで全員が集中力を持続させ、第2PKを与えることも2失点目を与えることもさせなかった。



それがとても大きかった。



2点目が町田に入っていたらとても苦しい展開になっていたと思う。



1失点なら1チャンスで追いつける可能性があったから。



その1チャンスを今期新加入の三井(No.15)が決めてくれた。



三井にとっては今期初ゴール。



彼にとってもチームにとっても貴重なゴールで待ちわびたゴールだった。



同点にすることが出来た。



流れは変わるような気がした。




苦しい時間は続いたけど、リトル海老蔵(No.18)のドリブルが相手の退場へ繋がり、1人多い状況を世界の小倉(No.14)が決め、逆転。



まじで、今、世界の小倉はノリにのっている。



彼にボールが渡ると得点のニオイがする。



間違いなく、今の俺にはしないニオイ。(ちょっとジェラシーを感じるけど)





逆転できたことは大きかった。



あとはしっかり守るだけ。それが一番難しいことだけど。



湘南とのアウエィ戦は残り1秒で同点にされ、引き分けた。



同じ失敗はしたくなかった。




1点差は1チャンスでどうにでもなる点差。



俺達が同点。逆転できたように町田にだってその可能性はある。



守りきれるかどうかは自分達次第だった。



5ファウル溜まった状況で、個人技がある選手が多い相手。



守りきれるかどうかは守備の組織がどうとかではなく、選手個人個人の集中力と気持ちだった。



相手もなりふり構わずに点を取りにきた。



それに対するにはうちもなりふり構わず身体を張って止めることができるか。




「勝ちたいという気持ち。」




「点をとられたくないという気持ち。」




その2つが相手よりも上回れば守りきることが出来ると思った。




最後の最後まで全員が身体を張って守りきることが出来た。




嬉しい、嬉しい勝利だった。




本当に勝てて嬉しかった。




今期初のアウエィでの勝利。


友祐日記 - バルドラール浦安所属 小宮山友祐オフィシャルブログ



自分達の大きな自信へとまた一つ繋げることが出来た。




成長過程のうちにとってこの勝利は本当に大きなものだった。




難しい、厳しいアウエィで、強い相手からの勝利。




こういう経験がチームを一歩ずつ成長させてくれる。




この勝利を全員で喜び、また次の試合に繋げていきたい。




今週もアウエィでの試合。




難しく、厳しい試合が待っているが全員でまた勝利を目指して頑張っていきたい。




今週も頑張ります。