本日2月定例会が閉会しました。

 

予算特別委員会では、経済文教分科会の分科会長を務めました。

 

休憩時間10分で夜9時までノンストップで審査しつくしました。



 

 

 

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   予算特別委員会経済文教分科会 分科会長報告

                          (令和4年3月16日)

 

 予算特別委員会 経済文教 分科会の報告を申しあげます。

 

1 はじめに、「議案第 37 号 令和4年度松本市一般会計予算」

中、当分科会所管分について申しあげます。

 本案については、一部の委員から、マイナンバー制度の推進

に反対の立場であることから、社会保障・税番号制度関係費に

ついて反対する旨の発言がありました。

 その一方で、賛成意見が多数であったため、当分科会として

は、可決すべきものと集約しました。

 それでは、審査の主な内容を申しあげます。

 

(1) 住民自治局関係予算では、地域づくりセンター強化モデル

事業費について、多くの委員から質疑・意見がありました。

 今年度、モデル4地区へ配置した地域づくりセンター長補

佐の役割について質疑があり、理事者からは、地域の住民と

向き合い、潤滑油として、そして時には地域づくり活動の提

案などを行うコーディネーターとしての役割を期待して配

置した。今年度の効果を検証した結果、期待した効果が得ら

れたため、令和4年度には地区を増やしてさらに検証を行い

たいと考えた旨の答弁がありました。

 また、地域づくりセンターの機能強化と、現在議論が行わ

れている分散型市役所との関連について質疑があり、理事者

からは、地域づくりセンターの機能強化は、エリアマネジメ

ントの一環で、どちらかと言えば、ソフト面の整備であり、

分散型市役所とは別物のため、その2つは切り離して考えて

いるとの答弁がありました。

 その他、交付金の活用状況、モデル地区の選定方法、セン

ター長の異動に対する考え方等について質疑がありました。

 

(2) 次に、文化観光部関係予算では、松本城世界遺産推進事業

費に関連して、世界遺産暫定一覧表の見直しに際して、犬山、

松江の両市との連携に向けた取組みについて質疑があり、理

事者からは、3市民が一堂に会して普及啓発活動を行うため

の経費を計上している旨の答弁があり、これに対して、委員

からは、各城や大名にまつわるエピソードを活用するなどし

て、3市の一体感を醸成することについて要望がありました。

また、パラスポーツ普及啓発事業費の内容について質疑が

あり、理事者からは、障害者・健常者を対象とした、パラス

ポーツの体験会を開催するとの答弁がありました。

 これに対して委員から、事業の趣旨は良いものだと思う。

今後は、障害者による大会の支援や、障害者がパラスポーツ

に取り組める環境整備が重要だと感じている。費用がかかる

ことだとは思うが、今後の実現を願う旨の要望がありました。

 その他、文化観光都市に関連した観光予算に対する質疑、

事業終了を発表した、熟年体育大学の今後についての意見な

どがありました。

 

⑶ 続いて、産業振興部関係予算では、伝統野菜作付け

奨励に向けた取組内容と現状について質疑があり、理事者からは、

現在も生産拡大を目指して支援を継続している。今後は、栽

培指導を継続するとともに、生産物をどのように売り出して

いったらいいかわからないという声があることから、販売方

法や販売先拡大の提案・指導を行うなど、これまでとは違っ

たアプローチで取り組んでいきたいとの答弁がありました。

 また、各種補助金制度の見直しに際して、農業者の意向把

握が不足しているのではないかとの指摘があり、今後は意見

交換を密にし、農業者が抱える課題を的確に把握することに

ついて要望がありました。

 

⑷ 教育委員会関係予算では、学校施設の長寿命化改良事業に

ついて、これまでの大規模改修から、長寿命化改良へと移行

する中、大規模改修についての評価・検証について質疑があ

り、理事者からは、過去、行ってきた大規模改修については、

改修後、窓の閉まりが悪いなどの箇所があったが、長寿命化

改良では、窓枠ごと交換、外壁は外断熱、屋根のふき替えや

関連する設備の更新など、大がかりに行っていく旨の答弁が

ありました。

 これに対して委員からは、予定している改修内容を評価す

る発言とともに、外断熱効率を高めるなど、大規模改修に勝

る事業にして欲しい、エレベーター設置については、肢体

不自由児対応の拠点校以外でも前向きに検討して欲しいと

の要望がありました。

 また、学都松本寺子屋事業について、交付金の対象となる

事業内容の詳細やこども部の事業との棲み分けなどについ

て質問があり、学力向上だけではなく、相談への対応も含め、

子どもの生きる力を伸ばす事業としてほしい、また 携わる

団体の声をよく聴きながら進めてほしいとの要望が出され

ました。

 その他、教育文化センター事業におけるアドバイザーの

人選や学校のICT環境整備への予算措置状況などについ

て質疑がありました。

 

2 続いて、特別会計について申しあげます。

 「議案第 44 号 令和4年度松本市農業集落排水事業特別会

計予算」、

 「議案第 45 号 令和4年度松本市 公設地方 卸売市場

特別会計予算」、

 「議案第 46 号 令和4年度松本市 市街地駐車場事業特別

会計予算」 及び

 「議案第 48 号 令和4年度松本市松本城特別会計予算」に

つきましては、いずれも異議なく可決すべきものと集約しまし

た。

 

 「公設地方 卸売市場特別会計予算」の審査において、卸売

市場の建物の老朽化と今後の整備の見通しについて質疑があ

り、理事者からは、建設から30年が過ぎており、施設改修が

必要であることから、来年度から計画的に改修を実施するとの

答弁がありました。

 また、「松本城特別会計予算」の審査において、新規のライ

ブカメラ設置について質疑があり、理事者からは、ホームペー

ジ上で映像を公開し、PRに活用するとともに、混雑状況の確

認にも利用できる旨の答弁がありました。

 

 以上を申しあげ、経済文教分科会の報告といたします。