12の徳目


日本には、日本人の生き方の表す根本を、家庭教育の「躾」として、当たり前に、人間としての「徳」を育てる教育をしていました。


明治維新の時から欧米の植民地にならないために最も力を注いだのは教育でした。


その時の教育内容は今で言う数学とか英語という科目に加え、人間の根本である心を鍛えようおしたのです。


まず日本は人間として備えるべき資質が「教育に関する勅語」で、12の徳目として具体的に述べられています。



①親に孝をつくしましょう(孝行)


②兄弟・姉妹は仲良くしましょう(友愛)


③夫婦はいつも仲むつまじくしましょう(夫婦の和)


④友だちはお互いに信じあって付き合いましょう(朋友の信)


⑤自分の言動をつつしみましょう(謙遜)


⑥広く全ての人に愛の手をさしのべましょう(博愛)


⑦勉学に励み職業を身につけましょう(修業習学)


⑧知識を養い才能を伸ばしましょう(知能啓発)


⑨人格の向上につとめましょう(徳器成就)


⑩広く世の人々や社会のためのになる仕事に励みましょう(公益世務)


⑪法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう(遵法)


⑫正しい勇気をもって国のため心身を尽くしましょう(義勇)