森 信三

戦前・戦後を通じて、日本の教育界最大の人物である。


常に実践を重んじ、実践から得た真理のみからその思想体系を作り上げた。


定年後、1年の半数以上を全国への公演行脚に費やし、膨大な著書を執筆した。





「出会いとは、出会うべくして必ず出会う。しかも一瞬早からず。一瞬遅からず」


「一日は一生の縮図なり」


「いったん決心したことは、
 必ずやりぬく人間になることです」

「例外をつくったらだめですぞ。
 今日はまあ疲れているからとか、夕べはどうも
 睡眠不足だったとか考えたら、もうだめなんだ」


「テレビを見ない日をつくるということは、
 欲望をどこまで遮断することができるか
 どうかという精神力のものさしの一つになる」


「読書は『精神の食物』であるから、
 精神の食物が欲しくなくなったとしたら、
 その人は精神的にはもはや瀕死の病人といってよい」


「一度に二冊以上の書物は買わぬように」

「一冊だけを求めて、買ったら間髪を入れず
 直ちにその場から読みはじめること」


「一冊を一気に読みぬく」

「己を正せば、人はむりをせんでも、
 おのずからよくなっていく」


「道徳とは自分が行うべきもので、
 人に対して説教すべきものではない」


「しつけとは そのことの意味や価値が
 十分わからんうちに、形の方から
 身につけてゆくこと」

「わが子にしてほしいことを
 まず親たる自分からはじめる」

「一生の志を立てることが根本です。
 つまり自分の生涯を貫く志を
 打ち立てるということです」


しつけ3原則は、「ハイの返事」「あいさつ」「はきものをそろえる」の3つである。これだけをやれば他のしつけはできるようになる