小さな魔法を見せてもらった僕。
前回の記事。
⇒これはスゴイ。メイドカフェの小さな魔法。
30分くらいしかいられない、
と伝えていたので
頼んだパスタを大急ぎで作ってくれました。
(ありがとうございますm(_ _)m)
まずはコーラ。

トランプ柄のコースターにも注目。
そしてパスタ。

本当は赤い女王の○○…
みたいな名前がついていたのですが
忘れてしまいました^^;
メイドカフェは、料理だけなら写真撮影OKとのことだったので
しかと収めてまいりました。
飲みながら、食べながら、
Kさんやもうひとりのメイドさん、Gさんが
入れ替わり立ち代りで僕の席のところに来てくれて
お話をしてくれる。
「秋葉原にはよく来るんですか?」
「メイドカフェ初めてなんですね~」
「こういうメニューもあるんですよ~」
Gさんは自分のことを宇宙人と公言していた。
メイドさんには色々な設定があるらしい。
なんていうか、ここはまるで
リアルに自分がおとぎの世界の住人になったような、
そんな錯覚をおぼえます。
それは確かに錯覚でしかありませんが、
それをわかった上でなりきる。
演技する。
自分自身も“ご主人様”
というキャラ設定をしなければならないのだ。
それがメイドカフェの楽しみ方なんだと思います。
しばらくすると
男装の麗人のSさんも登場。
ハットにカラコン、
「今日はなんで秋葉原に来たの?」
のっけからタメ語で話しかけてきた!(笑)
メイドさんがそれぞれのキャラで
“アメ”のおもてなしをしてくれるなら、
この男装の麗人Sさんはまさに“ムチ”
いや~メリハリが利いております。
いろいろ勉強になります^^;
きっと男装の麗人目当てでくるお嬢様もいるんだろう。
そしてここにいる人たちはみんな、
アニメ、コミック、声優、ゲーム…
あらゆるアキバ系文化に詳しいみたいだ。
そりゃあお客さんも圧倒的にアキバ系の人が多いだろうし
需要と供給が成り立っている。
お客さんも、自分の誕生日を
メイドカフェで迎える人もいるようだ。
想像以上にメイドカフェというところも
スゴイところだと思った。
本当によく色々なことが考えられて作られている。
これも僕が学生時代に来ていたら
今ごろかなりハマっていたに違いない。
昔僕は漫画家を目指していたのだ。
高校生くらいまではアニメ・マンガのチェックに余念がなく
毎日せっせとイラストを描いては
真っ直ぐな線、綺麗な曲線を引く練習をしていた。
なにを隠そう、僕自身立派なアキバ系だったのだ。
ハマらない理由がなかっただろう。
最初は軽い好奇心で入ってみたが
いろいろと、スゴイ。
こういうのを生み出す日本って、
すごいなあ~とつくづく思う。
もしメイドカフェ未経験だったらぜひ一度体験して
このすごさを感じて欲しいと思う。
というわけで
男装のSさんに
「忙しいんだね」と言われつつ
30分くらいで出ることに。
ここまで案内してくれたKさんも
入口までお見送りに来てくれた。
メイドカフェって接客業だけど、
みんなすごくフレンドリーだ。
普通の飲食店ならまずありえないくらいに
フランクにメイドさんと話せる。
しっかり作りこまれたお店のコンセプト、
キャラ設定がしっかりしたメイドさんがそうさせる。
あまりふれなかったが、
メイドさんがメイドのコスプレをしている、という
ただそれだけでここに来た価値を感じる。
さばさばとした社会という砂漠で
人の温もりに乾ききった人たちにとっては
メイドカフェという場所はふれあいが感じられる
ささやかなオアシスであろう。
下世話な話かもしれないが、風俗というものは
その全てが少なからずそういう役割を果たしているのだ
と思った。
入口に見送られた僕。
「また来てね~!」
と手を振られて送られる。
そして…
「行ってきます!」
「行ってらっしゃいませ、ご主人さま!!」
最後までメイドカフェの醍醐味を味わい、
その場を後にするのであった。
さて、一路、
ライブアイドルSさんの待つ物販コーナーへ!
つづく。
⇒ライブアイドルSさんの待つ物販ブースへ。そしてまた明日へ