ベートーヴェンのピアノの管楽のための5重奏曲のワークショップ…楽しかったです。
アメリカのシカゴに留学してこの曲を勉強した学生時代、私は別にナンバーワンでもなんでもないただの音楽学生…室内楽の授業でこの曲を勉強して演奏した…
それからしばらくして、たまたま意気消沈してとぼとぼシカゴの学校の近くを歩いていたら、ある老人に声をかけられる。
あなたは決してあの学校でナンバーワンではないかもしれないだろう、けど、あなたの音楽は素晴らしい。今度いつ演奏会するの?卒業のためのソロリサイタル?もちろん行くよ。
あの方は誰だったのか…音楽評論家?ただの音楽好き?今では分からない…けどあんなに熱弁して私の音楽を評価してくれたことは忘れない。
大学の学期始め、必ずオーディションがあり序列が決まる。私のオーケストラでのポジションは決して自慢できるものではなかった。けど、室内楽の授業は恵まれた。私が室内楽が好きになったのは、そういうことだろう。
音楽するとは、けっして優しいことばかりではない。私はとにかく、自分に厳しくなろう、そう必死に今日も演奏した。学生時代の時と一緒だ。
今日も楽しかったなぁ。お酒が美味しい。
