私はリガチャーにこだわりがあります。生徒さん達にも「これいいかもよ」と試奏してもらいます。演奏の改善に繋がるヒントがあるかもしれないからです。
昔、 マウスピースとリードは紐を巻いて固定していたことはご存じでしょうか?現在でもドイツ管クラリネットは紐です。
個人的に紐巻きは好きでして、ヴーリッツァーの紐を所有していますが…巻くのに時間かかるので現場では使いません。
そんな時に、編み込まれている紐リガチャーがオススメです。バンブーのリガチャーは素朴で暖かい音色、そして反応も良くて吹きやすいです。
もう少しボリューム感がほしい時はウッドストーンの木霊IIです。一見皮リガチャーですが、木製プレートでリードを固定するので、それほど重たくないです。実際に生徒さん複数名が使用していますが、とてもいい感じです。
GFシステムやロブナーのリガチャーもオススメしています。
ロブナーはやや重ためですが、だから吹きにくいというわけではなくて、シッカリ吹き込めて太い音を作るには最適です。
GFシステムは不思議と生徒さんが吹くといい音に聴こえることが多いです。
私の場合、その時その時の状況でいろんなリガチャーを使い分けるので…ホントにどのリガチャーも素晴らしいのですが…道具にごだわりつつ、そしてこだわりすぎない…そんなバランス感覚も大事ですね。


