本番当日は、やはりいつも特別です。それなりの高揚感とプレッシャー…私は決して本番が得意な人間ではない。なんも特別な人間ではないのです。


そして、ソロを演奏するであれ、アンサンブルや大編成の演奏するであれ、そして今日のように指揮をするであれ…演奏中は孤独とストイックに戦う。できるだけのベターな演奏をしたい。理想を言うならベストを求めたいけど、やはり現実はある。


自分の命が削られていく瞬間を感じる。それでも私は本番に臨むのはなんでだろう…?


厳しい現実はある。この数年間でたくさんの音楽のご縁を失った。廃業したも同然の日々、心底自分の境遇を憎んだ。


それでも、私は諦めず進むしかない。音楽の歓びを魅力を伝えないといけない。コロナがなんだ、そんなの私には関係ない。なにがなんでも私は音楽をしていく。


と…つらつらと書いてすいません。今日も精いっぱいオーケストラ響の指揮をさせていただきました。たくさん勉強させてもらい楽団とともに成長できることを本当に感謝しています。また来年度もいろんな演奏のシーンを経験させてもらえると信じて頑張っていきます。