10日間お気に入りのCDを紹介する10日間チャレンジ、4日目は前回のアレッサンドロ・カルボナーレのストイック繋がりでこちらを紹介します。

ででん♪


ロマン・ギュイオが演奏するブラームスのクラリネットソナタです。私はブラームスのクラリネットソナタにおいてはこのレコーディングが一番だと思います。

カルボナーレのレコーディングのちょっとテンポ速くない?とは対照的にギュイオ氏のレコーディングは、巨匠を思わせるゆったりテンポでたっぷり歌う…この音楽観が高校時代の私には衝撃で、どんな人なんだろうか?と。

ブレスコントロールやテクニック…私自身を恥ずかしいと思うくらいスゴイのです。

過去にレッスンを受けたことあるのですが、ギュイオ氏は本当にストイックなんです。本当に厳しくて私は抜け殻になった経験があります。詳細は語りたくないので聞かないでください(笑)

しかし、あの辛い時期があったからこそ私は今なんとかクラリネットを続けているのです。ギュイオ氏は私のことなんか覚えてないでしょうが私は彼を心の底から尊敬し感謝してます。

余談ですがこのCDのジャケットではギュイオはクランポンのエリートというモデルのクラリネットを手にしてます。一時期作られていた珍しいクラリネットです。ネットの情報もありますから興味のある方は調べてみてくださいね。