東方神起が1万4000人余のアジアファンの歓呼を受け、初のタイ単独コンサートを大成功させた。9月15日、タイのバンコクインパクトアアリーナで開催された「ライジングサン 1st アジアツアー 2006 ライブインタイ」で、タイはもとより、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシア、香港、ベトナムなどの周辺諸国や、韓国、日本、中国まで10余りの国のファンを前に、派手なステージを繰り広げた。
今回、主催側がステージを当初の計画より小さくして、2000人余りの観客が入れるようにしたものの、それでもチケットを購入することができなかった大勢のファンが会場外に溢れるほどの人気ぶりであった。
所属事務所のSMエンターテイメントは 「チケット完売のうえ、収容人員を増やすほどの活況ぶりは、海外アーティストでは初」と発表。公演当日、早くから会場周辺には赤色風船とTシャツを着たファンが集まり、人目を引いた。
前回のツアーと同様、四角のガラスのカプセルに乗って登場したメンバーは 「Tonight」「Hug」などを続けて歌い、場内の雰囲気を一気に盛り上げた。ファンに向かって、タイ語であいさつを投げ掛けた後 、「信じます」を歌うと、ファンも韓国語で口ずさみ、メンバーの名前を連呼した。
中盤、メンバーたちが中央に用意されたステージまで歩き、10メートルほど空中に浮び上がると、感動を抑えきれず涙ぐむファンも。そうやって場内の熱気が高まると、今度は、交通事故で負傷したキム・ヒチョルを除いた 12人のスーパージュニアメンバーたちがゲストでステージに登場し、中国語、日本語、英語、タイ語で各国のファンにあいさつの言葉を投げ掛け、数曲を披露。タイでのスーパージュニアの人気は東方神起に勝るとも劣らなかった。
今回、公演を無事に終えた東方神起はタイコンサートの成功によって、東アジアでの足場を着実なものにした。メディアの評判も上々で、「初公演よりいっそう歌唱力、ステージングともに成熟した」との評価を受けた。東方神起は、9月28日に韓国で 3枚目のアルバムをリリース後、第3期活動に突入する。
(オリコン&Entertainment World)