【影霊衣】応用編1 2014/11/01 | とらいでんとどらぎおん

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影霊衣デッキのおおよその動きは基礎編で確認できたことだろう。
応用編では、影霊衣を使う側にとって重要なプレイについて記していく。
基本的に、応用編では特に記述がなければ影霊衣ミラーを想定している。

応用編1ではキュルスループと各カードのケア方法等を主に取り扱う。長い文章なので、しっかりと読む場合は手元にカードを用意した方がいいだろう。

【影霊衣】
影霊衣は非常に高いパワーを誇るデッキなのだが、弱点が多く、脆い。影霊衣に限ったことではないが、小さいミスでもゲームに直結し、それは敗北を招く。
プレイの難易度はかつての征竜クラスかそれ以上かもしれない。コンボも多い。短時間で多くの思考を要するため、練習は必須である。




【キュルスループ】
基礎編で説明したように、フィールドレスを作り上げるギミックである。

基本形
マンジュ→万華鏡ユニコ→降魔鏡キュルス→エクシーズ→ドロー変換

理想的なエクシーズの流れとしては1ターン毎にナイアルラ→エメラル→ナイアルラとエクシーズする。相手の墓地次第ではラプソディを出すこともある。自分の手札次第ではチェインを出すこともあるだろう。

以下に示すのは先攻初手5枚での例である。これらは、必ずしも先攻で行う必要はない。アドバンテージを得れるため個人的には行うことを推奨する。

例1)

【詳細過程】
センジュNSユニコサーチ
万華鏡発動ユニコSSキュルスサーチ
ブリューナク効果

【派生1】
シュリットサーチ
降魔鏡発動キュルスSSシュリット誘発
ブリューナクかトリシューラサーチ
以下省略

【派生2】
大魔道士サーチ
ナイアルラSS虹光装填
降魔鏡発動キュルスSS大魔道士誘発
ユニコかキュルスサーチ
以下省略

基本形となるキュルスループ。
派生での主な違いはシュリット及びユニコの消費量・最終手札である。どちらにも利点が存在するが、個人的には派生2を推奨する。

派生1:悪くないが、次のターンのブリューナクの無駄消費、シュリットの消費が目立つ。これを選択する場合も多い。攻撃を行う場合はこれを優先していく。

派生2:ユニコの除外は痛いが、サーチ先に無駄がない。大魔道士でユニコをサーチすれば、相手がヴェーラーを持っていても、ガバ伏せでトリシューラケアができる。大魔道士でキュルスを選択できるため、エメラルを出す場合でも確定でキュルスを持てるため応用できる。

例2)

【詳細過程】
センジュNSユニコサーチ
クラウソラス効果で万華鏡サーチ
万華鏡発動ユニコSSキュルスサーチ
チェインSS降魔鏡落とし
準備発動ブリューナクサーチ降魔鏡回収
ブリューナク効果(例1の派生)
大魔道士サーチ
降魔鏡発動キュルスSS大魔道士誘発
キュルスかユニコサーチ
以下省略

チェインで降魔鏡を落とすのが特徴。準備がある時に狙っていきたい。ヴェーラーはほとんどの場合でケアできない。

例3)

(Twitterのものと同じ)
センジュ→ユニコ→キュルスか、センジュ→キュルス→ユニコかで異なるルートとなるが、基本的に最終手札と墓地が同じになる。

【詳細過程1】
センジュNSクラウソラスサーチ
ブリュクラウソラスで万華鏡ユニコサーチ
万華鏡発動ユニコSSキュルスサーチ
降魔鏡発動キュルスSSシュリット誘発
※1
トリシューラサーチ
以下省略

【詳細過程2】
センジュNSキュルスサーチ
降魔鏡発動キュルスSSシュリット誘発
クラウソラス→万華鏡の順でサーチ
ブリューナク効果ユニコサーチ
万華鏡発動ユニコSS儀式(トリシュ)サーチ
以下省略

センジュ→キュルス→ユニコである過程2の方が低リスク。なぜなら、過程1※1でキュルスにヴェーラーされるとトリシューラをケアできなくなるからである。(理論上、ナイアルラの捨てる効果やダイヤウルフでケア可能)

過程2では、虹光でディサイシブかトリシューラを選択できるためケアできる。キュルスにヴェーラーされたらディサイシブからガバ伏せ、されなければトリシューラを加えてキュルス効果を発動すればよい。
しかしながら、この過程でもガバ伏せという選択を迫られる以上、ヴェーラーによる被害は非常に大きい。諦めることも視野に。

例4)

【詳細過程】
準備2枚発動クラウソラスユニコサーチ
クラウソラス効果万華鏡サーチ
万華鏡発動ユニコSS虹光誘発
ブリューナクサーチ
ブリューナク効果大魔道士サーチ
大魔道士NSチェインSS
チェイン効果降魔鏡落とし
準備発動ユニコサーチ降魔鏡回収
ユニコ効果大魔道士回収
降魔鏡発動キュルスSS大魔道士誘発
キュルスサーチ
以下省略

不安になる初手だが、このように動ける。これによりキュルスを構えながら手札を安定させることができる。大魔道士を採用してる構築ならではのコンボである。大魔道士を採用していない場合でもキュルスループは可能だが、最終手札にキュルスが確定しない。


以上、紹介したこれらが遭遇率の高いルートである。短時間で正解のルートを導かなければならないが、慣れればすぐに思いつくようになる。実際に引いた手札から、基本となるこれらのルートを応用しよう。
簡単でしょ?

お互いにキュルスループを繰り返す際にはキュルスを捨てさせてループに負荷をかける必要がある。マンジュユニコキュルスで攻撃すればキュルス消費させられる。




【ケアとリスク&リターン】
リターンのある行動は、ほとんどの場合に相応のリスクを伴う。万華鏡でモンスターを大量展開すれば、総攻撃で勝利を手にすることができる。しかし、相手がキュルスを捨てるだけで猛攻は止まり、返しの手がなくなることもある。
基本的に高リスクな行動は避けなければならない。しかし、得られる高リターンでしか勝利が目指せない場合は、妥協しなければならない時もある。
特にヴェーラー、相乗りのケアは無視せざるを得ない状況が多い。

・エフェクト・ヴェーラー
一番危険なトリシューラを比較的安全に止められるカード。高い汎用性を誇り、影霊衣ミラーでヴェーラーを見る頻度は高いだろう。
手札に余裕があるならば早い段階でトリシューラを持ち、ヴェーラーをケアしたい。

基礎編でも少し記したが、ヴェーラーはカンゴルゴームでもケアできるトリシューラを通すことでゲームを有利に進められる状態ならば、カンゴルゴームを出してからトリシューラを出せば良い。2戦目以降ではロンギヌスやカオスハンターに注意。

逆にヴェーラーを持つ側はカンゴルトリシューラでゲームエンドにならないよう、ユニコかクラウソラスを設置しておくと安全である。
例えば、相手が相乗りをセットしていて、自分がヴェーラーを持っているのであれば、マンジュから入るよりもユニコから入ることでその状況を作れる。(自分の墓地にカードがないならばマンジュ召喚から入ると良い。)

ヴェーラーを召喚する行為は基本的に高リスク。虹光以外のシンクロ体は相手のヴェーラーを受けると目的が失敗する。ゲームが有利な状態であれば、無理に召喚する必要はない。

・相乗り
影霊衣ミラーにおいて、これを連発するだけでプレイの差を埋めるほどの抑止力を持つカード。しかし、闇雲に使うカードではない。

相手の相乗りが予想される場合はキュルスをキープしてフィールドレスまたは墓地レス状態でサーチを開始する。具体的には墓地にカードがある場合にブリューナクを使用する等。
また、万華鏡でレベル12を落として儀式を行うのも有効。
しかし、セットに怯え硬直し、それがサイクロンであった時の被害は小さくない。時には勇気ある行動が必要。

逆に、自分が相乗りを使う場合、トリシューラが通る場面で使わなければ、キュルスでターンは流される。フィールドレスまたは墓地レスにできない状態を狙うべきである。
征竜ミラーの増殖Gでもあったことだが、自分の手札次第ではその法則は崩れる。弱めの手札を持つ場合にはドローを優先することもある。

・強制脱出装置
レシピのメインでは入ってないが、ミラーの脱出は有効な罠で、メインで投入する場合もある。
基本的にモンスター1体と脱出1枚を伏せ、相手の儀式魔法に合わせて脱出を使用する。フィールドレスにでき、モンスターの再利用が可能。相手の拘束持ちモンスターやキュルスケアにも使える。

遭遇率は決して低くない罠なので、相手の場がモンスター1体伏せ1枚ならば脱出を警戒する。
トリシューラを見せ、早めに儀式魔法を使うことで脱出を退かせる。万華鏡使用時に脱出を使わず残されたらユニコを出し、カンゴルトリシュでわからせると良い

脱出が使う側はキュルス自身をリリースする必要がなく、節約できる。また、手札のシュリットや大魔道士にリリース効果を回せるため強力。
基本的に戻す対象がいない時にセットする必要はない。

・虚無空間
に対クリフォートで使われるカード。1枚で詰まされる凶悪カードであるため、しっかりケアすること。

影霊衣ミラー以外だとわかった時にサイクロンを持っているならば、自分のモンスターがいない時に儀式魔法を使う。そして、虚無に直接サイクロンを使わない。

虚無空間がある状態で突破できない場合はブリューナク等を早急に消費する。デッキを圧縮し、サイクロンを引かなければならない。

・スキルドレイン
クリフォートが使うカード。虚無空間ほど凶悪ではないが油断は禁物。

虚無空間の時のように、サイクロンを温存しておけば問題ない。特別なプレイがあるとすれば、既にスキドレがある状態ではトリシューラを出し、効果発動をすれば罠を踏まずに済む。アイスハンドでの特攻時にスキドレを先に割ると詰む場合があるので注意。
ライフアドバンテージを意識しながら戦えば、ある程度楽に対処できる。


要注意カードとしては以上であるが、他にも様々なことが想定される。環境に適応し、プレイでケアが可能な範囲はしっかりとケアする必要がある。


長々とすいません。m(_ _)m
こんなクソどうでもいい文章をここまで読んでくれて嬉しい限り!
ある程度は読み返ししてるけど、間違いがあると思うのであったら遠慮なく指摘してね。