「おわりのきせつ」
僕たちは、韓国で生み出した3つの企画を実現させるために、日本にいるスポンサーや、
放送局、製作窓口と交渉しに、やってきた。
最初の打合せは、本来ならば、2つめに位置する、韓国ドラマの企画。
テーマは「絆の喪失」「再生」
人里はなれた村で主人公の姉妹に起きる、不可解な事件。
これは都会で起きている、集団ヒステリー暴動に関係があるのか?・・・というイントロ。
主役の姉妹には、今、韓国でもっとも話題性のあるコラボを実現。
二人とも、韓国ドラマ好きな人は知っている、ドラマで泣かされた人もいるでしょうね。
さらに今回イメチェンを図る映画界のコミックスターもこのドラマに参戦。
それだけではなく、韓国、日本の特別ゲストも控えている。
予算を知ったら、多分、これまでのドラマの概念が壊れてしまうだろう。という、破格な、金額。
タイトルは「おわりのきせつ」
まずはこのドラマのスポンサー、放送局の方々とあい、最初の交渉をする、というのがテーマだった。
スケジュール的には、1「30000歩の恋人」2「おわりのきせつ」3「グッドバイサンシャイン」だから、
1が優先、2は1の終わったあとの予定だった。
しかし、スポンサーのいる温泉地に来て見て、僕たちはその土地がドラマの背景にすごくマッチすると
ひらめいた。街の鎮守際のとき、僕は放送局のプロデューサーと、Yさんにある提案をした。
2人も同じ事を考えていた。
それはここで、前編オールロケをする。
全員が賛成だった。
それからこの企画は放送局プロデューサーの動きが早まったこともあり、1の企画を追い越す
スケジュールになりそうだった。
・・・しかも困ったことに、僕がシナリオをまだ1話も完成させていないという、恐ろしい事実があった。
僕たちは、この温泉地で、いろんな方にもてなしを受けた。
正式発表が終われば、ここで起きたばかばかしい事件はお披露目することにする。
この最初の打合せは万事成功と言えた。
そして東京へ移動。
まず待っていたのは、ドラマの特別ゲストの相談と、「30000歩の恋人」の打合せだった。
スケジュールから考えると、この「30000歩の恋人」が最初に来なければならなかった。しかし、
韓日作品にはうまくいく事の方が少ない。その製作の流れが、違う、というのもあるが、大概は、その仕切り
をめぐって対立するのである。
今回はそれが露骨に出る。しかし、本音で話せば、うまく進んだかもしれない。日本側の問題を。
続く