内出血させない | 美容外科医 セオリークリニック筒井のブログ

内出血させない

ヒアルロン酸注入は針を刺してヒアルロン酸を注入し
ボリュームアップさせる治療です。

目の下やほうれい線、鼻、目の上、こめかみ、前額、口唇、頬と使用部位は様々です。

ヒアルロン酸注入を行う上で大切なのが
1、ヒアルロン酸の固さの選択
2、内出血させない注入技術


の2点だと考えています。
ただヒアルロン酸を入れればいいのではなく、深さ固さ、さらには表情筋の動きに合わせて
注入するようなきめ細かな配慮が必要になります。
さらにどんなにきれいな仕上がりだとしても内出血してしまえば1週間近く消えないため
施術を受けられたお客様が満足するとは到底思えません。

そのため内出血をさせない技術、工夫が必要になります。

そこで当院が取り入れているのは
極細針と鈍針(どんしん)です。

内出血の原因は皮膚のすぐ裏側を走る真皮下血管網と
脂肪層や筋膜表面を走る太い血管です。
この血管をかわすためには技術が必要ですが、針の選択という工夫も重要になります。

当院で使用している33G極細針は柔らかいヒアルロン酸の注入には使用できますが
固めのヒアルロン酸注入には用いることができません。

固めのヒアルロン酸の注入にはそれなりの太さの針が必要になるのですが
(とはいっても普通の診療で使われている針の一番細いものですが)
針が太くなれば血管に当たる可能性が高くなり内出血のリスクが増すのです。

そこで当院が採用しているのが鈍針
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つまり針の先が丸く、サイドに穴が空いているのです。

鈍針の場合、血管に当たっても内出血するリスクがほとんどなく
それ以外のリスクも大幅に下げてくれる優れものです。
ただし鈍針を作るのは技術的に難しいため
ヒアルロン酸注入で用いるほどの細さの鈍針は今まで作られていなかったのですが
最近になり発売され当院ではすぐに採用となりました。

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内出血しやすい部位の注入には、極細針と鈍針を用いて行うことで
さらにお客様に満足してもらえるヒアルロン酸注入にしていきたいと思います。

技術の進歩は治療を進歩させくれます。
それを生かせるかどうかは我々次第。
美容医療でしかできないことがたくさんある。
それをどこまでも突き詰めていくのが私たちの仕事です。



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