これらは、心の中の虎です。
臆病な自尊心と尊大な羞恥心をかかえた男、李徴。自分にも他人にも素直になれなかった末、男は獣となってしまいました。
昨日の夜読んだ本、中島敦『山月記』
【 感想 】
自分の弱さや実力不足を他人のせいにするのは、人よりも獣に近い行為だと戒めてくれます。
他人に対しても、自分に他にしても正直に生きよう。
そう改めて感じた小説でした。
山月記は、超一級の日本語です。そして深い。
<青空文庫から無料で読めます>
さらに最近は音声でも聞けてラクチンになりましたね。
<YouTube音声版 山月記>
「おおよそのものは財力や権力で手に入れられるが、知識だけは自分で身につけるしかない」~ジョン・トッド自分を鍛えるより~
この言葉で目覚めて、最初の夢に挫折した直後むちゃくちゃ本を読みました!<一万冊読んだ記事 男の人生を彩る、五つ>
思うのは、あの時片っ端から本を読んでおいてよかった。今はもうスピードの時代だから「結論は?」ってなるからゆっくり本読めないし。
本は一度目よりも二度目のが読みやすいし吸収することも多い。読んだ時代とともに読書の記憶が蘇るのって素敵ですよね。
今日はこれから人生の大先輩、50代の通信関係の社長と会ってきます。楽しみです!
