本日より手紙という曲のミュージックビデオが公開となりました。
今回も信頼のおけるクリエイターtakepointとのミュージックビデオです。
リリックビデオの要素を強めた映像になっています。
https://m.youtube.com/watch?v=xt04_C2Nfg0
この曲は、自分のつらい体験から生まれた曲です。
僕らは生きて行く中で「大切な人との別れ」は避けられません。
それは家族かもしれない、恋人かもしれない、友人かもしれない。
僕自身もそんなつらい別れを経験しました。
というか、このブログで遠回しに言っても仕方ないか、、
だよね、、。笑
nine microphonesのでパートナーでもあり、数少ない親友でもあった慶との別れ。
あまりにも突然の事で、僕にとっても受け入れがたい事だった。
悲しむ周りの友人を見て、何度も「自分はしっかりしなきゃ!」と言い聞かせ、無理をしてたと思う。
涙も出なかった。
ただ、「なんでお前なんだよ?」ってやりきれない想いが頭をぐるぐると回ってた。
この曲は、当時の消化しきれない想いや、伝えられなかったんじゃないかと思う言葉が綴られていると思います。
リリースにあたって沢山の迷いがありました。
沢山の心配事もありました。
でも、事実慶の死は、当時の俺にはソロ活動をするにあたって大きなきっかけとなった出来事だった。
あいつが好きだって言ってくれた俺の詩。
俺が唯一尊敬するボーカリスト。
何が出来るか解らないけど、あいつの分まで歌いたいって思った。
普段は自分のなかで決着のついた事ばかりを詩にしてきたけど、消化しきれない想いをそのまま詩にした曲はこの曲が初めてかも知れない。
歌詞に英語を入れたのもこの曲が初めてかもしれない。
沢山の悔しさや、寂しさや、辛さと、前向きさを「手紙」という形で曲にしました。
あいつが死んで、あいつが残してくれた沢山のものを背負って、かなえたい夢も増えた。
もうあいつには届かないけど、曲として残しておきたかった。
正直、売名と言われても良いという覚悟がある。
正直、どうでも良い。
もちろんスタッフも心配してくれた。
でも、いいんだ。
俺の中で嘘が無いんだからそれでいい。
決して重い詩じゃない。
この別れからは逃げられない。
早く来たか、遅くくるかの違い。
だとしたら、あいつが残してくれたものを大切に、今の俺にはなにが出来るだろう?
答えなんて知らないし、まだまだ見つかりそうもないけど、だからこそ、俺は生きるよ。
だからこそ俺は歌うよ。
この人生を。
お前との時間を。
そんな気持ちがこもった曲です。
一人でも多くの人に届きますように。
平安寺