さっき父親から電話があった。
うちの家族は凄く仲がいいのでしょっちゅう電話し合います。
父親が「珍しいものを手に入れたからお前に送ったから楽しみにしとけや」
と、
俺「何?珍しいもんって?」
父「1989年。2年6組のお前からの手紙よ」
俺「????」
父「お前小学校2年生の時に学校でタイムカプセル埋めたやろ?それが20年経ったから帰って来たんよ」
俺「うおぉぉぉぉぉ!!マジで!!めっちゃ見たいやん」
父「お前俺がバスの運転手やと思っとったんか?将来の夢が「お父さんの仕事を継いでバスの運転手になりたい!」って書いてたぞ!」
俺「まじで?めっちゃかわいいやん!」
父「いやいや、お父さんバスなんか運転した事無いぞ!」
なんて一連の流れがありーの。
おれってかわいいーの。
俺が小2の時は同じ学校に兄貴が小6。
兄貴のも帰って来たらしい。
詳しくは教えてくれんかったけど、父曰く、
「お前ら2人こんときはツッパとったんやな~」
と、、。
つっぱてるってのは、どうやらその作文には母親の事が全く書いてなかったらしい。
日付をみたら母親が死ぬちょうど4ヶ月前やったらしい。
だから母親の事は書かないようにしてたのかもしれない。って。
ま~、確かにつっぱってたかもな~。
寂しいのに寂しいとか言わんかった気がする。
なんて会話してるときにふと思い出した。
俺小2のとき、毎日母親の病院にお見舞いに行ってたんよ。
学校から帰るとテーブルの上に姉が毎日240円置いてくれてて。
俺の家から病院までのバス運賃。
それだけ握って毎日病院行っとったな。
片道240円なわけですよ。
で、俺は毎日行きにその240円使って、帰りは歩いて帰ってた。
今考えたらあほらしい話やけど、入院してる母親がお金なんか持ってるわけないと決めつけてたからもらおうとした事も無く、片道分のお金しかないから帰りは歩くしか無いと。
正直何回も泣いたね。(笑
だって、車で25分くらいかかる距離なわけですよ。
小2の子の足やと2時間くらいかかるわけ。
だから毎日病院に行くたびに「お母さん、今日泊めて」って言ってた。
でも完全看護の病院やったから泊めさせてもらえず、そのとき「お母さんは俺の事嫌いなんや~」とか思って帰り道よく泣いとった。(笑
ほら、俺って、末っ子の甘えん坊さんやからさ!(笑
でも、これが、あるとき帰り道疲れて公園とかで休みながら帰ったとき、たまたまねーちゃんが早く帰って来てて、俺の帰りが遅いって怒られてん。
なんでこんなに遅くなったか聞かれたから、「市民病院から歩いて帰るのしんどいねん!金くれや!」逆切れしたらねーちゃんが
「は?何言よん?毎日往復の運賃あげてるやないの!」
って、、。
俺は「はっ?」ってかんじ。
したら性格の悪いうちのねーちゃんは腹抱えて大笑い。
「あんた、小学2年生やのに普通料金払ってたん?あんたは小児運賃てゆーて、半額でいいんよ!やけんわざわざ240円置いとったのに、毎日歩いて帰りよったん?あははー!!馬鹿やないん!!」
泣いたね。
一人部屋で大泣きしたね。
悔しくて悔しくて。
あぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!
俺、
めっちゃ
かわいい!!
必死こいて歩いてた!!
何回も泣いた。
だって、遠いんやもん!(笑
いや~、、、。
父親からの電話で走馬灯のように思い出してん。
ちょうどそんときに学校の創立100周年でタイムカプセル埋めたんやった!!
いや~。はよ見たい。(笑
それで考えたらそんときから何も変わってない部分もあるな、、。(笑
未だにそーゆーときは臆病になるのよね~。
多く払っといて間違いはないやろ?みたいな?
いや~。今考えたら、バスの運転手!!
教えろや!!!!
「君は小児運賃だから120円でいいんやで~」
て、
い!え!!や!!!
ふはは。
かわいかったな~。俺。
顔もかわいかってんから!!
いや、思い出したらなんか泣きそうになって来た!
あんときはあんときで幸せやったな~。
なんかかすんでた「幸せのカタチ」みたいなもんが少しだけ輪郭を見せてくれた気がする。
いや~、、。
人生って不思議ね~。
タイムカプセル最高!
矢野有祐少年、最高!!
いや~、、。
今日ばっかりは自画自賛。
俺ってさいこ~。
ふはは。
ちなみに、付け足すと、性格悪い姉なんて言っては見たものの、そんとき姉は高校生。
女子高生が弟のために毎日240円置いて行ってくれてるって、凄い事よね。
愛やね愛!!(笑
今日はそんな思い出話でした!
サンキュー久枝小学校!!