11月4日。 | notitle

11月4日。

今日は関西、


澄み渡るいい天気でしたね。



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朝一番から、ロケに行っていました。


空気の美味しいのどかな場所へ。


一日、ココロ穏やかな日でした。


去年の今日とよく似ている。




11月4日。




今日は親父の命日。



あれから16年かぁ。



早いなぁ。



ブログを書き始めて3回目のこの日だけど、



今年も、去年、一昨年の「11月4日。」の記事と



同じ気持ちです。



きっとずっとそうだな☆





ロケの移動中の車中で色々想い返していました。


あの日の事を少しだけ書こうと思います。







あの年の今日は雨。






突然の29日に親父が入院してから、



病院にずっといた僕。



中学校も休んでいました。



集中治療室でずっと意識なく動かなかった親父が、



6日目に手を擦っていると一瞬ピクッと少し動いた。



どんだけ嬉しかったか。



微かな希望を感じたのを今でも憶えています。



その希望を感じれた事と、次の日文化祭があったという事で、



学校もずっと休み続ける訳にもいかないので、



その晩明日の文化祭は行こうと思い家に帰りました。



そして朝、制服を着て家を出ようとしたその時に、



電話が鳴って、



息をひきとったと。




結局文化祭も行けず、


親父を看取る事もできず。





希望もへったくれもあったもんじゃなかった。


あの時、家に帰るんじゃなかったと、


今でも後悔しています。




すぐに病院に戻ると、


親父はもう集中治療室から出て別の部屋にいました。


親父を見た時のあの感じ、文字では表せないなぁ。。


呆然と横に座っていると、


病院内の有線かなんかで、


その時流行っていた好きなある曲が


オルゴールの音で、


流れてきたんです。


あの音、気持ちが悪いくらいに


今でも鮮明に憶えています。




それ以来、



その曲を聴くと頭の中に


一瞬であの部屋の光景が浮かんでくるので、


聴けなくなってしまいました。





10月29日から11月4日。


綺麗な空や紅葉、音に味、


色んなモノがあんなに


モノクロに感じた一週間はない。




でもただひとつ、人だけは温かかった。




葬式の次の日からすぐ学校に行ったけど、


クラスの友達も幼なじみも、


鬼のように怖かった先生も、


親戚もご近所さんも、


みんなみんな温かかった。


哀しみを分け合う様に泣いてくれた人もいた。


人は人の温かさに救われる。


そう身をもって感じた時でもありましたね。






んーしかしこの記事、すんごい重いなぁ。。

すみません。。

読んでくれてありがとう☆





時間の流れは人のキズを癒してくれます。


綺麗な景色を綺麗と思える事は素敵な事☆


僕は今、ちゃんとそう思えています。


だから今日写真を撮った☆


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あなたは綺麗なものを綺麗と思えていますか?


あなたは今大切に想う人を今大切にしていますか?





忘れちゃいけないことは忘れないでいよう。






親愛なる父へ。


この記事を書いた意味をあなたに捧ぐ。