同性カップル・パートナーだからこそ必要な“最小限の備え”がある。
「遺言書」なんて聞くと、
「まだ若いし、財産もほとんどないから
今やるほどじゃないかな…?」
と感じて、つい後回しにしてしまっている方も少なくないのではないでしょうか。
実際にご相談を受けていても、
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病気や事故は、もっと年を重ねてからの話だと思っている
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貯金もそんなにないし、“相続”なんて自分ごとじゃない気がする
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何十万円もかけて大げさなことはしたくない
といった声をよくお聞きします。
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本当に「お金がないから関係ない」と言い切れる?
相続や契約の話というと、どうしても
「お金持ちの人だけの話」
「自分たちには縁がない」
と感じてしまいがちです。
でも、実際に問題になりやすいのは金額の多い少ないよりも、
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預金にすぐ手が出せない
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家や部屋の契約名義がすべて自分(またはパートナー)側で、
片方が亡くなった途端に住まいが不安定になる -
手続きの仕方が分からず、残されたパートナーが途方に暮れる
といった 「生活そのものが止まるポイント」 だったりします。
つまり、
「大金持ちではないから大丈夫」
という話ではなく、
「今の暮らしを、急に止めないための備え」
だと考えていただくのが近いかもしれません。
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一つずつバラバラに整えるより、「全体を一度で設計する」
法的な備えというと、
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パートナーシップ契約
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遺言
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任意後見契約
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死後事務委任契約
…と、名前だけでもいくつも出てくるので、
「全部を自分たちで選んで、順番も決めて…」と考えると、それだけで気持ちが重くなってしまう方も多いと思います。
本来は、
・病気や事故が起きたとき
・自分が先に亡くなったとき
・残されたパートナーの生活や手続き
といった いくつかの場面ごとに、全体をひとつの流れとして設計する 方が、抜けもれが少なく、結果的にラクで安心です。
そこで私は、
どれか1つだけをピンポイントで受けるのではなく、
お二人の状況とニーズに基づき必要な書面を「包括パック」としてまとめて整える
というスタイルでサポートを行っています。
相談の中では、
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今の二人にとって、いちばん止まると困るポイントはどこか
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親や家族との距離感はどうなっているか
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どんな暮らし方を大切にしたいのか
といったところから一緒に整理しながら、
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パートナーシップ契約
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遺言
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任意後見契約
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死後事務委任契約 など
を 「バラバラではなく、ひとまとまりの設計図」として 組み立てていきます。
▶ 「今の自分たちに必要な“土台”をまとめて整えたい」という方へ
このブログでは、同性パートナーのお二人が
「まだ若くて財産も多くないけれど、
将来のための“土台”はきちんと整えておきたい」
というときに、どんな場面で何が問題になりやすいのかを分かりやすくお伝えしています。
個別の契約書1通だけではなく(と言うか、個別の契約だけでは到底、法律的な権利関係を構築できないので)、
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パートナーシップ契約
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遺言
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任意後見契約
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死後事務委任契約
等々、お二人に必要なものを まとめて設計・作成する包括サポート としてお受けしています。
不安を一人で抱え込まず、極力余裕のある時に、専門家として頼っていただけたら嬉しいです。
