今年もあっという間に12月、あと1カ月で令和元年も終わりです。
オートレース界も激動の時代が続き、新陳代謝も含めていろいろな話題がありました。
現時点で誰が一番強いのかという話題は、昔から頻繁に議論されてきましたが、今現在はどう思われますか。
レースの着順実績から言えば、鈴木圭一郎と青山周平がツートップであることは反論の余地は無さそうです。
しかし、皆さんが思う「強い」とは、どういうことを言いますか?
良さんのブログ読者の方にも、SGなど強者が揃ったレースでは、圭一郎も周平もスタート行かなければいらない、だから最強とは認めないとおっしゃる方がいます。
現代オートレースは高速化し、軽いハンデの選手でも3.40を切るのはザラであり、それを捌いていくには、さらに速いタイムで走らなければなりません。
さらに、セアに統一されてから、選手の走法もかなり変わり、前を抜きにくくなったという選手の声もよく聞きます。
オートレースの醍醐味は、やはりハンデが後ろの選手が前を捌いて上がってくるところにあると思います。
そういった意味では、トップスタートからぶっちぎって1着になることが多い圭一郎や、同じくトップスタートから抑え気味ではありますが、逃げ切るのが持ち味の周平には、何か物足りない感じを持ってしまうことは仕方ないと思います。
グレードレースで後ろから捌いて上がってくるという場面を良く見る選手は誰でしょうか?
逆を言えば、スタートが遅く、後ろからのレースを余儀なくされることが多い選手とも言えます。
良さんのイメージでは、やはり早川清太郎と松尾啓史が出てきます。
また、スタートは遅くはないが、後方から追い込みをすることも多く、例えばSGのオープンレースでスタートミスし最後方からのレースになっても、追い込みが期待できるのは誰でしょう。
全国ランク上位に限って見てみると、
川口では永井大介と中村雅人
伊勢崎では高橋貢
浜松では木村武之
山陽では佐々木啓と試走抜群の岡部聡
飯塚では浦田信輔と試走抜群の田中茂
このくらいしか思い当たりません。
と言うことは、他のトップレーサーのほとんどは、スタート先手からの抜け出し逃げがメインの戦法であるということです。
全国ランク上位でも、スタート行かなければまず車券に絡まない選手は多数います。
もちろんスタートの速さはオートレースに於いて最大の武器であることは当たり前であり、否定するものではありません。
しかし、昭和から平成にかけての人気レーサーたちのレースは、今でも記憶に残るほど素晴らしいものでした。
広瀬登喜夫に始まり、阿部光雄、且元滋紀、篠崎実の四天王、小林啓二、吉田光、桝崎正、中村政信、山元正次、田代祐一、飯塚将光、島田信広、岩田行雄、そして片平巧。
彼らのレースは本当に見応えがあり、面白かったです。
若い世代の読者の皆さまにも見てほしかった❗️
オートレースファンは車券を当てることは大切なことです。
そういった意味では圭一郎や周平は安心して買えます。
でも、オートレースの面白さを満喫するという意味では?
良さんは、圭一郎や周平のレースよりも、スタート喰われそうな小田雄一郎や岩永清文、田島敏徳がやられてから前を捌き返すレースの方が面白く感じてしまいます。
そうは言っても季節は冬、後ろからの追い込みが頻繁に見れる季節になりました。
これからもオートレースを楽しみたいと思います。
ちょっとした独り言でした。
それでは、良さんでした。