浜松スピード王は、松尾啓史選手の優勝で幕を閉じました。
松尾選手、おめでとうございます。
松尾選手のやる気は試走タイムに表れますが、今日の試走タイムは3.24の一番時計!
2番目の圭一郎が3.26でしたので、ダントツの試走タイムと言えました。
松尾選手の捌きの上手さは定評がありますが、同じくらいスタートの遅さも定評があります。
だからメンバーが揃ったレースでは一番人気に押されにくい選手です。
しかし、今日のように、強敵がみな外枠に置かれ、スタートも枠番通りと想定されるレースではかなりの確率で連に絡みます。
もちろん、車の状態が良く、試走一番時計を計上するような時ですが。
今日はスタートも枠なりに切り、強敵である周平、圭一郎も後ろから追う競争になりましたので、松尾選手にとっては御誂え向きの展開になりました。
桜井が4周逃げ、付いて回った渡辺と信夫の後ろに付けた時点で、松尾選手の優勝を確信しました。
周平は試走が目立たず、昨日良さんが予想した通り、何もできずに終わりました。
圭一郎も7番手からの追いを強いられ、全く追えませんでした。
圭一郎は勝ちパターンのスタート一発が決まらないときは、やはり難しい戦いになりがちです。
そこがまだ、往年の片平や島田たち豪の者とは違うところです。
まだ若い頃の、高橋貢がSGを勝ち始めた頃の走りに似ています。
圭一郎もこれから最後方からの追いばかりのレースになります。
スタートだけではなく、効率的な抜き技や、混戦の捌きを覚えて、超一流の選手と育って欲しいものです。
まあ、いいレースでした。
それでは、良さんでした。