九州地方はここ数日、集中豪雨にみまわれ、各地で大きな影響をもたらしています。
被害に遭われた皆さま、お悔やみ申し上げるとともに、復旧を応援させて頂きます。
さて、雨が公営ギャンブルにもたらす影響の大きさは、オートレースが一番大きく、次いで競馬、そして競輪競艇の順だと思っています。
つい先日も競馬で、大本命のキタサンブラックが敗れ大穴が出ましたが、あれも重い馬場の影響が少なくなかったと思います。
オートレースの世界では、雨による走路の変化が、レースを晴走路とは別のレースにしてしまいます。
通常の晴走路では、レースのタイム100m/秒が、冬場で3.40位、夏場でも3.50以内で推移しますが、土砂降りの雨走路では4.00くらいになってしまいます。
また、走るコースも、晴走路とは全く違うコース、外目ぶん回しを使う選手が多くなります。
選手ごとにも、雨走路が得意な選手と不得意な選手が極端で、ある意味予想はし易い感じはします。
ただし、晴走路では本番レースのタイムが試走タイムを上回ったら罰則がありますが、雨走路のときは罰則はありません。
従って、試走で走ったコースをよく見ておかないと、騙される場合があります。
雨走路では、インベタかアウトかということと、ゴール線を越えるときに全速でアウトコースを通過したか、もう一周回るかのようにインコースを通過したかも見るべきポイントになります。
ぶん回し通過した選手と、イン通過した選手のタイムが同じなら、当然イン通過の選手の方がタイムは出ています。
また、2コーナー立ち上がりのフロントタイヤ、3コーナー突っ込みのリアタイヤが滑っていないかもチェックしておきましょう。
雨走路のオートレース車券戦術のポイントは、次の通りです。
1.やはり試走タイム最優先。ただし前述のポイントを勘案してタイム修正が必要。
2.雨巧者は試走タイムが少々悪くても抑えておきたい。ただし他の選手と比較して、0.05以上悪い場合はキリ。
3.以前紹介した試走タイム換算方法を使用する場合、雨では0.01差イコール10mではなく11mで換算すること。
つまり、晴では届くが雨では届かないということが多く、軽ハンデ有利が強くなります。
4.重いハンデで雨走路の実績が30%以下の選手は、少々試走で良いタイムを出しても、届かない場合がほとんどです。
買っても3着固定で行きましょう。
オートレースは雨走路の楽しみ方もあります。
スピードレースではなくテクニックレースになります。
楽しみましょう。
それでは、良さんでした。