こんにちは、良さんです。
今日はスタート特集です。
オートレースにおけるスタートは、競艇レベルに近い重要なポイントです。
オートレースのスタートは、各ハンデラインに前輪が被らないようにセットして、
大時計の針がゼロを指すタイミングで、全8車が飛び出すことになります。
レースのハンデ構成により、オープンレースとハンデレースがありますが、
オープンレースの場合は、8車がハンデゼロのスタートラインに並んで、
ヨーイドンで1コーナーカーブめがけて突入することになります。
さて、オートレースのスタートを分析する上で、ポイントがいくつかあります。
1.スタートが「早い」とはどういうことか
オートレースでは、競艇と同様に、「スタートタイミング」が公式発表されています。
タイミングには当然個人差がありますが、0.00のタッチスタートから0.20くらいで収まるのが普通です。
ここでクエスチョン?
スタートタイミングが早い選手がスタートが早いと言えるのか?
答えは・・・・・・
NOです!
なぜか・・・・
オートレースは、スタートして第1コーナーに入るまで、100M+αの距離があります。
+αは課せられたハンデ距離です。
オートバイに乗ったことがある方ならお判りでしょうが
バイクは左ハンドルにあるクラッチレバーと、右ハンドルにあるアクセルレバーの調整で
スタートしていきます。
前述のスタートタイミングとは、大時計がゼロになった何秒後に前輪タイヤがスタートラインを越えたかということです。
選手はスタートしてから第1コーナーに入るまでに、アクセルを調整し、クラッチを切り、右足でギアをローからトップへ踏み替え、さらにクラッチをつないでいます。
*オートレースの車は2段変速で、ローとトップしかありません
このような作業を上手く行って、最速でコーナーに突っ込む
スタートタイミングよりも、この作業の方が大切だとお判りいただけるでしょう。
クラッチのつなぎが悪く、前輪を持ち上げてタイムロスしたり、ギアチェンジが入らずに後続車に抜かれたり、ひどいときには前輪が持ち上がりすぎて落車(当然失格になります)したりします。
私が言いたいのは、スタートの速さはスタートタイミングの速さではなく、個人ごとの技量の差であり、そのことはデータとしては公開されておらず、ファン個人個人の記憶と印象であるということです。
あっと、ちょっと野暮用が。
この続きは後日書きます。
良さんでした。