やあ。
みんなのダーリン、YUSUKEだよ。
カレンダーを見たら2020年12月31日。
なんかバタバタしていたら、気付けば大晦日。
そんなわけで、2020年を振り返ってみ…
たくねえわ!!
もうとんだ1年だったよな。
散々な1年だったよな。
クソみてーな1年だったよな。
ありえねえ1年だったよな。
俺にとっても。
みんなにとっても。
世の中にとっても。
今年に関しては、同じ1年は2度と過ごしたくないわ。
本当に。
でも、クソなりに、気付きや得るものもあった1年だった。
特に4~5月の緊急事態宣言で、家の外に出ることすら躊躇わざるを得なかったあの頃。
俺に限らず、誰しもがみんな、今まで当たり前にできていたことが出来なくなった時間だった。
仕事も、学校も、趣味も、遊びも、全てが今まで通りにはいかなくなった。
仕事はテレワークを余儀なくされ、お店は休業を余儀なくされ、学校も休校になったり、オンライン授業になった。
俺の音楽活動も同様だった。
お客さんを入れたライブはできない。
というか、スタジオにすらろくに行けない。
人との接触もままならない状況だから、関係者とのやりとりもオンラインが基本であり、音を合わせてアンサンブルを確認したり、直接ミーティングをすることも出来なかった。
元来、俺は「0か100か」タイプの人間である。
やる以上は100%納得いくまでやらないと気が済まない。
逆に、それが出来ないなら、やらない方がマシ。
そういうタイプの人間だったし、今も根本は変わっていない。
でも、そんなコロナ禍で、俺が得られた気付きは、
「たとえ50%でも、ないよりはあった方が良いモノもある」
ということだった。
今までやってきたことや、自分がやりたいことを「100」だとしよう。
その「100」が叶わなくなったのだとしたら、「0」の方が良いんだろうか?
たとえ「50%」やそれ以下だとしても、あった方がプラスになるモノもあるかもしれない。
そして、
その「50%」に、別の形で「50%」を足せば、新たな形での「100%」を創り出せるかもしれない。
そんな風に考えられるようになったことは、俺にとっては大きなプラスだったし、
このコロナ禍を乗り切っていく1つの自信につながったように思う。
サウンドのクオリティが保てないから、楽曲や演奏を何も届けない方が良いのだろうか?
ライブハウスで生のライブが出来ないのなら、一切ライブをやらない方が良いのだろうか?
ヘアメイクもままならないなら、ファンの皆の前に出ない方が良いのだろうか?
しかし、たとえ音質がウンコだとしても、名曲や名演は人の心を打つ。
俺たちは、ハイテクな令和の現在でも、音質がウンコな時代のクラシックのレコードだったりビートルズの赤盤を聴いて、あるいは、VHS時代のコンサートの録画を見て感動している。
したらば、音楽を一切届けないよりは、音質がウンコでも何らかの形で音楽や演奏を届けた方が、喜んでくれるファンの人もいるのではないか。
そう思えたから、YouTubeの「ピアノで弾いてみたシリーズ」とか、ツイキャスのピアノキャスやドラムキャスが生まれ、結果的にそれでファンの人が喜んでくれたり、これらきっかけで新たにファンになってくれた人も多くいた。
ライブにしても、そう。
俺たちバンドマンは、ハコでのライブが何よりの生きがいだし、生ライブだからこそ得られるあの一体感や空気感こそがライブの醍醐味。
俺たちだけじゃなく、ファンの皆もきっとそうだと思う。
だから、正直なところ、最初は配信ライブに抵抗があった。
でも、いざやってみると、コメント機能を通じてリアルタイムでみんなとコミュニケーションをとれて、ハコでのライブでは成し得ない、別の形での一体感を実現できた。
生ライブという本来の形での「100」は実現できないし、
その限りでは「50」かそれ以下のことしかやれていないのだろうけど、
配信ライブという新しい形で「100」を目指すことはできるかもしれない
と思えた。
みんなにとっての仕事や学校も同じだと思う。
例えば、テレワークは、オフィスや対面でのようにスムーズに仕事が進まず、イライラした人も少なくないだろう。
オフィスで出来ていた仕事が「100」だとしたら、テレワークで「100」のことをやるのはかなり難しい。
それでも、「0」になるよりは、「50」でも仕事が進んだ方が良いから、テレワークをする意味があると思うんだ。
テレワークで「100」をやろうと思うこと自体が、そもそも無理な話なのだ。
そして、さらにいえば、
その「50」に、テレワークだからこそできることを「50」をプラスできれば、
オフィスワークとは違う形で新しい「100」を生み出すことも出来るかもしれないと思うんだよね。
今日も東京都では1000人をはるかに超えるコロナ感染者が発表され、
このコロナ禍は収束どころか、これからより一層混迷を深めそうだ。
きっと2021年もコロナに振り回される散々な1年になるんだろう。
でも、俺は、その散々な1年をタフに生き抜けると思う。
だって、今のこの状況は、必ず終わりが来るのだから。
「アフターコロナはオンラインが主流になる」とか抜かす評論家どももいるけれども、冗談じゃない。
というか、
コロナがあろうがなかろうが、世の中は常に変わりゆくものだし、
その中でも、失ってはいけないものや大事なものは守らなきゃならない。
でも、今はまだしばらくこの状況が続く以上、
俺たちは「選択肢を増やす」ことが大事なんだと思う。
別に、自分の「スタンダード」を変える必要はないけれども、
イレギュラーなこの状況下でタフに生き抜くためには、
スタンダード以外の選択肢を増やしておくと、柔軟に対応できるし、新たな発見もあるんじゃないかなと思う。
そうやってタフに生き抜いて、コロナ禍が明けたら、思い切りスタンダードに戻してやりたいなと思う。
オンラインライブが主流になってたまるか、このヤロー。
そんなわけで、クソみたいな散々な1年だったけど、
得られたものもあったし、また1つタフになれた1年でもあった気がする。
そして何よりも、
こういう状況の中でも、
俺や俺の音楽を愛してくれるファンが常に支えてくれたこと。
そして、新たなファンと出会えたこと。
何よりも、これが俺の2020年の収穫だなと思う。
本当に有難うな!
昨年2019年4月にTRAITORの活動が終わり、
メンバーとも別れ、
俺は「1人ぼっち」になった。
そして、ここまで1人で闘ってきた。
そう思っていた。
でも、
支えてくれるファンのみんな。
そして、音楽関係者のみんな。
色々な人たちが俺の周りにいて、
新たに出会い、
そして復活した交流もあり、
俺は「1人」じゃなかったんだなと思えた、そんな1年でもあった。
改めて、今年1年、有難うございました。
まだまだ書きたいことあるけど、
年越しちゃいそうなんで(笑)
とにかく、
ファンの皆にとっても、
俺の周りの全ての関係者にとっても、
そして俺自身にとっても、
2021年が最高の1年になることを祈ってます。
そして、
YUSUKEは2021年も突っ走るからな。
ノッてけるやつだけ、ついてこい。
ついてきてくれたオマエたちは、全力で楽しませてやる!
そんなわけで、皆さん。
良いお年を!!!
2020年12月31日
YUSUKE