今年の目標として、
自分の知識の集約をブログに
勉強した内容、気づいた点を記していく
注意とは…
外界に存在する情報を選択する機能
「選択的注意(selective attention)」という
注意の働きは大きくは2種類
①「能動的注意(voluntary attention)」
意識的な働きによって情報処理に影響を及ぼす機構
能動的注意はより後記の情報処理過程に関与し、制御的に働く
②「受動的注意(involuntary attention)」
無意識的な働きによる機構
受動的注意は定位反応(orienting response)など、情報処理の初期の過程に作用する
両者は相互に作用し合っているもの
注意システム
①視覚的方向定位システム(posterior attention system):視覚機能を中心とした(後方システム)
実験:注意を目標位置に明確に向ける訓練(サル)
上丘と呼ばれる中脳領域、視床枕と呼ばれる視床の領域、頭頂後頭部の皮質で発火頻度が増える
頭頂葉では、目を動かさない注視点から注意をそらす「隠れた注意の転換」が起こる時に発火頻度が増える

②実行的注意システム(anterior attention system):前頭葉機能を必要する(前方システム)
受動的な注意では全くといっていいほど賦活しない
注意による認知の制御と言え、目標試行的な行動を制御する機能を指す
・注意の変換
・分配性注意
前方注意システムには、「葛藤」の誘導に強く活動する(stroop課題)
対象に対して習慣化された注意を抑制するような実行的注意システムによる強い意識的な注意が要求された場合
方向性注意モデル
2つの方向性注意昨日のうち、
右半球起源の方向性注意は左半球起源のものよりも空間分布が広く、右空間も比較的カバーする
左半球起源の方向性注意は空間分布が狭く、右空間は良くカバーするが、左空間に対する方向性注意機能が特に弱い

右半球損傷患者ではいったん正常な視野に注意を向けると、その視野から注意を引き離すことができないと考えられた
半側空間無視は高次脳機能障害の代表的なものである
その主な損傷中枢は頭頂連合野である

頭頂連合野は「空間認知」の局在でなく、「行為のHow」を生みだす領域であると認識されている
リハビリテーションとしては、行為のプログラミングさせるために「空間」の認知を優先させた
「空間(認知)問題」を患者に提供すべきである
頭頂連合野の大きな機能である身体イメージや身体図式の生成に繋がる
- 参考文献 -
リハビリテーションのための認知神経科学入門 森岡 周 著

