今日であれから11年たちました。
という話です。
かなり重いので文字色変えてパッと見読めなくしています。どうしてもって方は長いですけどどうぞ。
私が大学4回生の時の夏休み。
あの日も今日みたいに暑かった。
朝に唐突に電話がかかってきました。普段めったに電話で話さない(いつも大学で会っているので)相手からの電話でした。いきなりのことです。○○が死んだって内容でした。自殺したって。
それを聞いた時には受け入れられなく、ひとまず学校で話そうってことで大学に向かいました。道中のことはあまり覚えていません。おそらく混乱していたか考えないようにしていたのだと思います。学校につくと他の知り合いもいました。冗談でもなんでもなく本当なんだって思いました。
その後はひとまず連絡のつくやつに分担して連絡を始めました。それと同時に一人の知り合いは通夜に向かいました。香典の額であるとかその辺を取りまとめて、知り合いに連絡して、それでその日は一度部屋に戻りました。部屋にいても頭はうつろでボーとしていました。
ここで、そいつとの関係を。
大学に入って知り合いました。知り合いの知り合いって感じ同じ学科なのでまあ普通に行動を一緒にする感じになりました。そいつは1年の学際辺りから学外の活動の方に力を入れるようになり出席数がかなり減りました。それでも頭は良かったので勉強出来ないってことは無かったのですが。あまりに来なかったので入れ代わり立ち代わりで相手の部屋に行ったこともしばしばでした。ただ、好奇心の強く、PCに精通していたということもあり、かなりぎりぎりなことをやっているやつでもありました。ただし、これは自殺の理由とは全く関係ないです。同じ年でしたがどこか弟的な感覚がありました。ただ、そいつは学外では兄貴的な存在だったらしいです。その辺のイメージは違うものだなって思いました。3年の終わりあたりの話です。そいつの家に遊びに行ったときに話したのですが、来年とかには大学を辞めて専門学校に行くって話を打ち明けられました。なんでも、伝統工芸関連のことをやりたいってことでした。大学を辞めてしまうのは悲しいけど新しくやりたいことが見つかったと聞いてこれで多分大丈夫なんだろうな~と思いました。結局親御さんとの関係もあり4年の時には大学に残っていたのですが。
6月だか7月に久々にみんなでゲームでもしようって話になりました。たまにはってことでそいつも誘い、途中でバイトあるけど行くよってことでみんなでゲームしました。その後なぜか大学に来ていたという目撃情報がありました。今にして思えばこのあたりですでに終わりを決めていたのだと思います。そういったことに、全く気付けなかった自分を情けなく思います。まあ、ふつう無理ってのは分かるのですが。なんで終わりを決めていたって思うのか、ってのはそいつがかなり綿密に計画していたからです。最後のお別れって気持ちだったのかもしれません。
さて、当日の話は普通にみんなで集まって葬式に行ったという話なのですが、その時に10年ぶりに涙を流したことをおぼえています。やばいと思った時にみんなから離れたのですが、空気を読めない友人がこっちに来たこと、泣いているのを見られたこと、むかつきました。
葬式が終わったときに帰りの電車で香典返しがなにかだ気になっているんだって話で一気に
通常のテンションに戻したってことも覚えています。
さて、自殺の理由ですがほとんどの人には理解できない理由だと思います。特に借金がとか、人間関係に悩んでとか、重い病気でとか、一切ないです。簡単に言うと生きていることに飽きたってことです。このあたりは、私はそいつと似ている性格なのでかなりよく理解できます。おそらく少しタイミングとかが違えば自殺したのは私であった可能性もあります。おそらくその時は同じ理由でです。
10年以上たちましたが暑くなってくると非常にナーバスになります。今年は普段と比べていろいろやっていることもあり、大分安定しています。だからこそ、しっかりとした文章を書いてみています。人の死は生きている人間を縛ります。そんなことを強く意識します。ほかにもあるかなってありますが、この辺で〆たいと思います。