今年購入した27年度の新潟産コシヒカリ3種と千葉県産米1種の4種類を食べ比べてみた。

新潟県産は津南町産のいわゆる魚沼産コシヒカリ、阿賀町の上川産コシヒカリそれと村上市の岩船産コシヒカリそして千葉産は北総産だが具体的な生産場所が分からず。

まずは購入値段を玄米10kgで換算すると

魚沼産 7,000円

上川産 4,500円

岩船産 4,000円

千葉産 2,900円

米の食味は日本穀物検定協会による生産地と銘柄でのランク付けがあり,今回は魚沼コシヒカリと岩船コシヒカリは特A,、上川コシヒカリはAにランクされ、千葉産コシヒカリもAにランク付けされている。

このランク付けは、複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準米として、おおむね同等を「A'」 良好を「A」特に良好を「特A」とし、まず食味試験の訓練を受けた東京の協会本部職員がランク付けをし,その結果を受け、東京以外の協会4支部の80人の職員が確認して最終決定を下しているそうです。

全国で栽培された米のランキングを見て驚いたのは、昔は旨い米のイメージが無かった北海道と九州で生産されているコシヒカリ以外の銘柄米が特Aにランク付けされているのが多いのと、山形県が全銘柄(4品種)について特Aランクになっていること。

30年以上前だが、新潟県岩船郡朝日のコシヒカリと山形県置賜郡長井のササニシキを同時に買って食べ比べたことがあったが、その時の味に大きな違いがあったのを今でも覚えている。

あれから30年、山形県の生産者は頑張ったんだなあ、と何となく嬉しい。

また阿賀町のガソリンスタンドのお姐さんに、新潟県人は高い米ばかりを買って食べてるの、と聞いたところ、地元産は高いから値段の安い隣の福島県会津産の米を買って食べていると言っていた。

しかし食味ランキングを見ると会津産のコシヒカリは上川産のコシヒカリより上位の特Aにランクされている。


ところで今回の生産地による食味の差を自分なりに評価すると、魚沼産=上川産>岩船産>千葉産となり、食味検査の結果とは上川産と岩船産が逆転した。

これは同じ地域でも地形、土壌、水それと栽培法や乾燥法などの違いが味に影響が出たのだと思う。

それと新潟産のコシヒカリと千葉産のコシヒカリには食味の違いは確かにあるが、千葉産であっても外食で食べる米などよりは遥かに旨い。

だから自分なりの結論を言うと、漬け物ぐらいしかおかずが無い時は上川産、おかずが多くあれば千葉産が費用対効果を考えると良いのかな,と思う。

(この結果はあくまでも個人の感覚です。)