群馬の畑の地主が土曜日に仕留めた鹿をそのままにして置いて来た、というので回収しに行って来た。
このところの降雪で畑には30cmぐらいの積雪があるらしい。
林道は途中まで除雪をしてあると言うので、車がだめなら途中に置いて歩いて行けば良いだろう、と昨日行って来た。

夜中に出発して畑への林道に到着したのが午前6時だったが、途中にある園原ダム付近から雪が降ってきた。
林道の積雪は目測10cmぐらいなので、そのまま車を走らせた。
この林道、高いところは川底から200m近くあるので車が横にスリップすると怖い。
途中で数回、雪の吹きだまりでスタックしながらも何とか畑にたどり着いた。
畑の積雪はおよそ30cm、更に降っている雪が薄く積もっているので一面が処女雪の世界。
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小屋に入って先ずはスト-ブを点ける。
気温はマイナス10℃以上を予想していたが、マイナス5℃と以外と寒くない。
しばらくして部屋も暖まったので地主が来るまで横になった。
地主は7時に来る事になっていたが、沼田の市内も雪が降っていたのでと到着したのは午前10時。
おかげで少し寝る事が出来た。
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昨日撃った鹿は畑から5kmほど奥に離れた林道に置いてあり、昨日は前足の部分以外は回収したと言う。
畑から奥へは積雪が更に深いので車で行く事は無理。
そこで2km先にある林道のゲ-トまではスノ-モ-ビルを使い、後は歩いて行く事にした。
他の獲物に出くわすかも知れないので地主はライフルもしっかりと持って。
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ゲ-トからの歩きはカンジキを付けたが、ここらの雪は裏日本の雪と違って湿気が少ないバウダ-スノ-なので、一歩一歩足が沈むから結構大変。
それでもカンジキを付けて歩くのは30年振りぐらいなので楽しみながら歩いた。
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鹿の足は今朝の新雪に少し埋まっていた。
地主が掘り出して解体し,私はそれを写真に撮ったりしていたが、血に染まった雪を見ていると戦場カメラマンになった様な気分。
30分ほどで解体も終わり、6~7kgの肉をリュックに仕舞ってゲ-トに置いてあるスノ-モ-ビルまで戻った。
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スノ-モ-ビルで畑に戻る途中で、夜中に通ったと思われる鹿と猪の足跡を見つけたので、地主はその近くにライフルを持って待機し、私は1kmほど先回りしてロケット花火を杉林の中に打ち込みながら追い出すことにした。
しかしながら飛び出したのは山鳥だけで、鹿や猪は川の方へ下ってしまったようだ。
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畑に戻ってやる事がなくなったのでスノ-モ-ビルをフルスロットルにして新雪の中を走らせる。
600ccのエンジンだからスピ-ドが結構出るので面白い。
しかし、ここには先祖代々の墓があるので安眠を妨げたかな?
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この後、小屋で飯を食べてから山を下った。
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回収した鹿肉は全てもらって来たが、特有の匂いがあるので料理が難しい。
ハ-ブなどと一緒に鍋に入れて一度茹でこぼし、アクを取ってからシチュ-かカレ-みたいなものを作るかな。
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