図書館で借りて1冊1週間はキツかったが
なんとか読了したが、またいつか読みたい
哲学に関心を持ち始めてブログやユーチューブを
見るたびに普段は使わない言葉で気になっていた
「形而上学」
「ある」を極限まで探求するという哲学の中心的な役割を
担ってきたというだけのテーマとあって楽しみに読み始めた
しかし、図書館でパラっと捲ったときに覚悟はしていたが
文字を目で追った程度だと自覚できるほどに
いろんな意味で難しかった
初心者向けではない、ある程度の哲学に対しての
知識と考え方のある人でないと文脈の理解に追い付けない
加えて、脇道による、例えばなしで
「そういえば何について話していたっけ?」
と最後まで何度もページを遡って更には目次や
タイトルすらなんだっけ?となってしまった
更にギリシャ神話が頭に入ってないと引用で使われても
混乱すること多だった
形而上学が向き合ってきた
『「ある」とは何か?』
厚みのない点・線・面・境界線から始まり
時間の「ある」とは何か?
ウーシアとオンとは何か?
なにをもってウーシアと考えるのか?
P43
「オンとはなにか?」からはじまり
「ウーシアとはなにか?」へと至る問いをめぐって
アリストテレスが残した講義ノート類を、後世の学者が
一つの書物にまとめあげたものである。
何を対象として考え
例えて言えば、「時間」という概念を
「時間」という言葉を使わずにどのように
言葉で表現するかとか、「今」とはどういうことか?
などを考えることが形而上学の中心であり
哲学の中心的な大事な学びであると感じた
著者の富松保文氏の哲学者ならではの
こだわりかたを実感する文脈が多く
哲学者と対話しているなという感じは
とても貴重な感じがする
哲学者の文章を読むにあたり
ギリシャ神話と理論と著者の原文解釈を
分けて理解していく必要性を感じた
思考の分解と再構築
まさに錬金術師だ
