【僕たちの校則違反が世の中を変えた!】
樋口です。
校則違反を堂々としでかした生徒会長と
それに同調した幾人かの仲間たちへの
校長先生の懲戒はどうなるのか
僕たちは覚悟を決めて
放課後に校長室を訪ねました。
校長先生はゆっくりと
僕たち一人一人を見つめなおし
おもむろに、こう言い放ったのです!
「君たちは偉い!素晴らしい!」
僕たち一同は、呆気にとられて
かえって戸惑ってしまいました。
「君たちは、よく自分たちの意見をまとめ、
反抗的な態度をとることなく
正々堂々と交渉を続けてくれた。
これは、褒めることはあっても決して
攻めることはできない。」
「しかし、『悪法』でも法律は法律だ。
民主主義の世の中では、いくら悪法でも
改正されるまでは、これを守るべきだ。
しかし、君たちは現在の校則を無視して
髪型を変えてきたのは
これは、決して良いことではない。」
「しかし、君たちがいつも疑問に思っていた
なぜ中学生だけが『丸刈り』なのか、という
質問には先生方もしっかりと答えきれなかった。
それは、君たちの考えが正しいともいえるからだ。」
「よって、『暫定的』に髪がtの自由を認めよう。
しかし、伸ばし放題など、あまりにもゆきすぎると
これは許されないから
よく肝に銘じて勉学に励むようにしてくれ!」
と、校長先生は僕たちの要望をのに
ほぼ100%、歩み寄ってくれました。
正式に校則を改定するためには
他校との関係や保護者、地域の意見など
大人にとっては、
いくつもの越えなければならない壁が
存在していたのだろうと思います。
僕たちの疑問に正しく答えきれない矛盾に
先生たちが妥協した形だと思う
あれから45年、沖縄県内の
どこの中学校も『丸刈り』を
強要している学校は1校もないことを考えると
僕たちは、だいぶ先見的なことを
成し遂げたことになると思います。
その後、校則の改正は
どうなったのかというと・・・。
卒業が迫る3月まで
何の動きもありませんでしたが
卒業式の校長訓話の中で
正式に校則が改められたことが
高らかに発表されました。
全校生徒、父母からも
大きな拍手が送られ、どよめきが起こりました。
ここに、僕たちの長い長い闘いは
最後の最後に、大勝利をもって終結しました。
これは、沖縄県内の中学では
初めての「校則見直し」であり、
自らの力で勝ち取った
誇るべき瞬間だったと自負しています。
それにしても、校長先生の
見事な導き方には
今でも感服し、感謝しています。
ここで、僕たちが特に学んだものは
正しいことは、最後に必ず勝利するという
本当に貴重な体験でした。
卒業式ではほとんどの生徒が
丸刈りではなく、きちんと調髪された
清々しい身なりであったことを
最後に、付け加えておきたいと思います。
こうして、僕たちは
中学卒業と同時に僕たちは
それぞれの進路を歩むことになります。
~この続きは、また明日お楽しみに~