久しぶりに土曜日出掛けました。

友人からの情報で福光の創業１２３年の老舗旅館の廃業に

伴うバザーが開かれると聞き、国登録有形文化財になっている

こちらの建物を一目見たかったのでした。

小矢部川のほとり、桜並木が続き風情のある場所です。

「松風楼」の看板です。

１９００年に初めは遊郭として建てられた建物のようです。

のちに料理旅館として現在まで営業されてきたそうです。

玄関先に井戸の上に１メートルはあろうかという扇子の飾り物(金属製？）

受付の廊下側の摺りガラス

廊下の電灯の傘が素敵でした。

年月を経て風格ある日本庭園

沢山の宴会が執り行われた大広間に食器や花瓶、掛け軸、抹茶碗などなど

売り上げは市へ寄付されるとのこと。結構なお値段がついていました

2階も見たかったのですが、封鎖されていてかないませんでした。

いづれは貸し出すとのことでいくつか問い合わせがあるとのこと。

何に使われるのか判りませんが、現在のオーナーは廃業されるとのこと。

見学もそこそこに「松風楼」を後にして、風情のある路地を散策しながら、
人気店らしい近くのお蕎麦屋さんに行きました。

「茅笑＊かやしょう＊」さんです。いい雰囲気の店構えです。

入ると１４、５人ほどの待ち人がいます。真ん中に井戸がありました。

パンフレットをみたり、土産物を眺めたりしているうちにすぐに席が空きました。

トーサンは海老天丼セット・・・エビがとても大きくて美味しかったです。（お分け分を食べた）

私は鴨南蛮セットです。お蕎麦は地元のそば粉を使用し、長野の松本で寝かせたものを

送ってもらっているとのこと。美味しゅうございました。

さて散策マップ片手に近くの旧街道筋「新町とおり」を歩いてみることにしました。

江戸・明治時代の建物も残っているという。。。夏には朝顔の通りになるのだそう。

まさに江戸時代のドラマに出てきそう。。。立派な蔵

ここは江戸時代の建物かも・・・壁や軒先の板の具合からして古そう

きっと朝顔が似合うでしょうね。夏、浴衣を着て来てみたい気もします

次に来たら、お豆腐買おう　何やらいろいろ並んでそう。

　こちらは少し手を加えられた公民館のようです。

その左側の建物は、陶芸家のギャラリーのようでした。

ついにお店発見、、こちらは日本でも１０件ほどしかない（北陸ではここ１軒だけ）、

麹菌の種（もやし）屋さんなのです。

甘酒や、かぶらずしの麹が卸店にはあって何度か買いましたが、本店に来たのは初めて・・・

テレビにもよく出るし、有名人も度々来る８代目ご主人が有名な方、老舗石黒種麹屋さんです。

ふ～ん、北陸の麹文化が発達したのはこのお店のお陰かな。

なんだか懐かしい感じのする畳屋さん、機械が見えたのできっと今も現役

せっかく来たので、ここから少し離れた場所にある、

棟方志功ゆかりの寺で、民芸品を見せていただくことにしました。

躑躅寺と書かれていますが、光徳寺です。

棟方志功の襖絵や、数々の国内外の民芸品

見応えありました。ものすごい数の民芸品でしたが、

あまり写真を撮るのが憚られ、数枚写してきました。

これだけの民芸品の収集には莫大な資金が必要だったのではと

下世話なことを考えてしまいました

松風楼での戦利品は、1個100円だったこちらの箸置きです。

松と竹細工の熊手型箸置き

今年の夏はこれでいきましょう

家人へのお土産に買ったお菓子屋さんの袋が昭和レトロ

お菓子は「台湾カステラ」です。

ちいさな街歩き結構楽しかったです。

さあ今週はいよいよ我が家の蔵の取り壊しが始まるか・・・

またまた今週も仕事にいってきま～す。

気温が定まらず、不安定な梅雨の気候、お身体に気を付けてお過ごしください

南砺市福光の街歩き