古今和歌集 625

 

有明のつれなくみえし別れより 暁ばかりうきものはなし

 

 

・足にこつんと当たりし本有り  見るに折口信夫全集第八巻(昭和41年版)

 目次見るに「新古今前後」なる論考有りて 読み出す

 

文中  後鳥羽院より定家・家隆両人に、古今集の中に取り分け面白き歌はどれか、

      とお問ひのあつた時、この歌を両人同時に申し上げた、と傳えて居る。

 

・藤原俊成

 

秋の夜の深きあはれは有明の 月みしよりぞ知られそめにし       新後拾遺