趣向

 

 古事談に、花山院年十七にて即位の日、馬内侍、高御座の帳のあげおろしをつとめるところ、

主上これを帳の内に引入れて、たちまち配偶におよんだとある。

晴の場所にてあたりはばからぬ振舞は、けだし王者の貫禄か。

あつぱれといふことにしておく。

 

 

・先日 高御座見たばかりで こんな話もあるかとほくそ笑む

 続いて宇田院の牛車のまぐはひとなるが これらは枕

 

 石川先生 やるもんですなと感心しきり

 もう30年も前の文章かと 感慨深い

 

 

 

*   在位2年の天皇  和歌余多有り/これから調べる