前回からの続き


地下鉄で一度乗り換え駅名忘れたがグッディソンパークの最寄駅まで行き、そこからスタジアムまで歩く。

看板とかないから記憶をたよりに歩くこと20分くらいスタジアムが見えてきた。


スタジアムの前にエバートンオフィシャルグッズ店があるので立ち寄ることにした。入口近くまで行ったが急いで引き返した。危ない危ない。赤色のダウンジャケット着たままだった。赤色といえばエバートン最大のライバルでサポーターにとっては目の敵のリバプールFCのカラーだからこのエバートン地区ではご法度。さらに今日のアウェーチーム、アーセナルもチームカラーは赤だ。見つかったらやばい。急いで遠く離れた草むらの茂みでジャケット脱ぎ寒いけどグレーのトレーナー姿に変身。


この一部始終を車内から親子ずれに見られた。親父ニヤニヤしている。子供無表情。まああんな小さい子にはこの事情はわかるまい


そして素知らぬ顔でいざ店内へ。クリスマス明けということもありセール中だった。ウインドブレーカー£12は悪くないな。どれどれ、中国製か。散々迷ってやめた。値札のついていないのを発見、ということはセール品ではない。しかしセール品コーナーに置いてあるので間違えてセールの値段で売ってくれるかもと期待し店員に聞く。誰も分からず。10分ほど待たされて定価だったので却下。基本的にお得感を感じないものは基本的に買わない。

すごくいいデザインで定価とちょっと問題ありでセール品だとセール品を買ってしまい着ないまま押入れでいつも後悔するが、貧乏性というか実際極貧なのでしかたない。


明日のマンチェスター・シティーのことも考え水色系を探すがお得感を感じられるグッズがなく店をあとにする。風が強いがここからスタジアムまでは当然トレーナー一丁なのですごく寒い。試合は17時15分開始だが14時ごろスタジアムに到着した理由は購入したチケットが届かなかったからだ。住所を間違えた自分のミスだから仕方ない。ぎりぎりに来て入れてもらえないと困るので。ラップトップをリュックからだし予約した画面を見せて買ったけど届かなかったのでチケットおくれと頼む。係りのおねーちゃんが探してくれ無事ゲット。この時点で13時半。


ここで選択肢が3つ。


①近くのパブで飲みながら3時間弱時間をつぶす。

②歩いて15分程度のリバプールFCの本拠地、アンフィールドを訪れる

③ここから1時間くらいかかるリバプール第3のチーム、トランメア・ローバーズの試合(15時Kick Off)を見に行く


エバートンサポーターなら①、リバプールFCサポーターなら②、ローバーズサポーターなら③を選ぶが僕はミーハーな一般人なので②+③を選択。昨日あれほど宿泊先探しに苦労したので明るいうちにこの近くで宿泊先を探さなければいけなかったがすっかり忘れていた。で、過去数々の名勝負を生んできたリバプールの聖地アンフィールドへ向かった。なんか空き家が多いし落書きも多いし治安が悪そうなんですけど・・・ちょっと怖いので早歩きで歩いた。HPのリンク先に載せているの記憶を頼りに。


おお、これがアンフィールドか。外観は周りの住宅に溶け込んでいてあんまりスタジアムって感じじゃないな。お、この門がYou'll never walk alone(世界一感動的な応援歌だと個人的に思う)の門か。でもヒルズボロの悲劇で亡くなった何十人というサポーター全員の名前と年齢が書かれてある記念碑と献花を見ると心が痛む。10代前半の子供も多く含まれていたのが衝撃的だった。


その後グッズショップへ行ったが試合がないにもかかわらず多くの人が来ていて人気の高さが窺い知れた。しかし割引率がいまひとつなのとほとんどのグッズが赤色なので買えないっす、今日は。


時計を見るともう2時半。ローバーズの試合に間に合わん!ローバーズは無名なので解説が必要だと思うので解説します。大抵の人はリバプールのフットボールチームで思いつくのはリバプールFC、少しフットボールに詳しい人はエバートンも知っている。どっちもイングランド・プレミアリーグ所属だから。でもトランメア・ローバーズはかなり詳しい人じゃないとリバプールの人は除いてイングランド人でも知らないか観戦には行かない。なぜならローバーズはプレミアリーグの下のチャンピオンリーグのさらに下のリーグ1所属だから。日本で言えばJ1の下のJ2の下のJFL。リバプールに住んでいたら見に行く物好きな日本人もいるかも知れないが、観光客ではほぼいないと思われる。しかもスタジアムがマージーリバーをはさんで対岸だから、ここからだと1時間はかかる。タクシーなら20分くらいか? 僕ですか?当然バスですよ。一日乗車券を£2.5ポンド(確か)で購入。市内まで行き乗り換え行き方はトラベルインフォメーションセンターで聞く。このときも試合が始まってしまうので宿泊先情報聞くの忘れてた。バス停で待つこと15分、時間は15時。試合が始まる~。バスが来たので乗り込むとバスの運転手に止められた。そのチケット、ゾーンが違うって。えー!そんなの知りませんよ・・・とりあえず片道£2.2を払い乗る。バスに揺られ30分、15時半に到着。チケット売り場を探すがなかなか見つからない。おっかしいなぁ~。えんじ色のブレザーを着た初老の紳士に尋ねると販売はもう終わったよという返事が・・・何~とショックを受け呆然。ここで運の良さを発揮。実はこの紳士、チームの役員さんのようでちょっとこっち来なさいと連れて行かれたのは閉まっている入口。で中のもぎりのおばちゃんとなにやら話をした後入るように言われる。特別に入れてくれるみたいだぞ。しかも無料で。



Y「ありがとうございます、ローバーズ大好きです」(今日から)

S「ははは、ところで君どこから来たの?」

Y「日本です」(あ、アイルランドからだった)

S「この子日本から来たんだって」

L「○▲×※◎」(聞き取れず)

Y「本当にいいんですか?」(やったーラッキー!)

S「特別にね」


入口を通過したが警備員がいるがここもおじさんが話をつけてくれた。どうやら空いてる席ならどこでもいいみたいだぞ。まあ遠慮して後ろの方にしようか。しまった赤いジャケット着たままだ・・・(ローバーズもチームカラー青) でもみんな試合に集中だから大丈夫そうだし一番後ろに座っておこう。メインスタンド一番後ろで隣は記者席と実況席だ。やった仕切りが何もないから実況つきだ。でも声小さ~、耳を澄ましても聞こえづらい。つうか観客がうるさいのか・・・     


10分もしないうちに前半終了。レベルは・・・J2くらい?


トイレに行こうと思ったらラウンジがあるぞ。さっきのおじさんは隣の部屋の前にいる。何々バイスプレジデントルーム? やっぱあのおじさんチームのお偉いさんだな。ラウンジの中は人でいっぱいだ。何この長い行列、トイレ待ちか・・・いや違う、スープとコーヒーに並んでるのか。しかも無料っぽい!ラッキー! とりあえずスープをいただこう。次はコーヒー、暖かい。ローバーズ最高!あ、ローバーズって世界的に多い名前なのでフルネームで呼んであげよう。トランメア・ローバーズ最高!


でももうあんまり時間ないや。さっきのおじさんには悪いがエバートンの試合に遅れちゃうんで後半少し見てから帰ろう。よしそろそろ帰るか。う・・・さっきのおじさん出口でおばちゃんと話してる・・・帰りずら・・・もうちょっと試合見て帰ろう。そろそろ帰るか・・・ぐっ・・・まだ話してる。


悪いことに警備員が話しかけてきた


K「どうかした?」

Y「ん~、いや~、そろそろ時間が」

K「じゃあこっち来て」

Y「はい・・・」(そっちにはさっきのおじさんが・・・)

K「この子帰りたいんだって」

Y「すみませんもっと見たいけど帰る時間なので・・・」(エバートンの試合に間に合わないとは言えない)

S「どこに帰るんだ?」

Y「リバプールライムストリート駅です」(グッディソンパークとは言えない)

S「じゃあそこから出て右折して信号を左折したところにパブがあってその前にバス停があるからそこで待ちなさい。それに乗るとライムストリート駅に着くよ」

Y「今日はどうもありがとうございました」

S「バイ」

Y「バイ」


いや~ローバーズ最高!


あっバスの運転手さっきの人だ!£2.2だけど£2ポンドでいいって。ラッキー。あ、でもよく見たらこれ子供用だ。間違えたのかな・・・

そうか!運ちゃん £2-£1.1=£0.9 着服、僕£2.2-£2=£0.2お得 バス会社£2.2-1.1=£1.1損失

越後屋ぁ おぬしも悪よのぅ~


行きはいろいろ回り道して30分くらいかかったが帰りは早~。駅に着いたのは16時45分。エバートンの試合開始まで30分。ここでふと今日も宿泊先を決めていないことに気づく。しまった。とりあえず昨日見つけたフォーミュラ1に行こうか、たぶん走れば往復20分+受付の時間、移動時間含めると間に合わないな・・・でも節約せねば・・・どうしようか迷っていると目の目にJJB(スポーツショップ)。何?UP TO 90%・・・最高9割引き!ここで青い服探そう。部屋はスタジアムの近くにあるでしょう。なんか質が良くないな。20分探しても見つからず17時過ぎ、やばい急がねば!バス停はどこだ?目の前にラコステ。UP TO 50% う・・・ここは質が良さそう、ここで探そう。割引しても高!却下!あ!アディダスショップ 半額か・・・いや、そういえば買い物してる場合じゃない。でもちょっとだけ中を確認。17時15分・・・あ、試合始まっちゃった。バス停がわからん。そうだとりあえず行き方知っている電車で行こう。無人駅だったしチケットもまだあるし。難点はバスに比べて遠回り。


Y「シングルチケットください」

S「どこまで」

Y「次の駅?」

S「次って?」

Y「どこでもいい」

S「あそこに地図あるから見てきて」

Y「じゃあここ」

S「そこ次の駅じゃないけど」

Y「でも、ここでいい」

S「・・・£1.2(確か)」



うわっ真っ暗!良かった昼に来ておいて。もう目をつぶってでもたどり着くよ

でも近道に失敗・・・

ちょっと時間ロス

スタジアム着17時45分

入場ゲート閉まってる・・・

警備員が固まっている裏口からか?



Y「まだは入れますか」

S1「ああ、いいよ。おい、席案内してあげて」

Y「ありがと」

S2「チケット見せて」

Y「はい」

S2「ブツブツ、どこだこれ? ブツブツ、付いてきて」

Y「ちょっと待って」(ジャケット脱ぐので)



非常用扉にかぎ閉まってたりして何度も迷い階段上がったり降りたり

S2、F●CK連発。10秒に1回くらい

S2「ハイ、ここの席にこの子案内して」

S3「ここ上がって真っ直ぐに」

Y「ありがとう」


・・・・・う、そこは僕の席ですが・・・強面のお兄さん・・・


さっきの警備員(S3)とアイコンタクト


S3「そこの席この子のだけど」

A「チィ! ブツブツ」

Y「ありがとう」


電光掲示板、前半35分 エバートン 1 - 0 アーセナル 実際は当然英語だけど

前半終了 大きな拍手。この様子とエバートンのホームで首位アーセナル相手に先取点。さぞ盛り上がったことでしょう・・・僕は着たばかりなので見てませんがね・・・。あれスープは?コーヒーは?£32も払ったのになし?


後半 エバートン 1-1 アーセナル  点取られたけど想定範囲内 まだみんな余裕

    エバートン 1-2 アーセナル  もっとがんばれと応援の声でかくなる

    エバートン 1-3 アーセナル  審判あきらかにアーセナル寄り、審判に「チーター」コールの大合唱

    エバートン 1-4 アーセナル  スタジアム静まる


終了 スコア的に後半いまいち盛り上がらず。スタジアムの外も比較的静か。みんな意気消沈


それに比べアーセナルサポーターにとって最高の遠征、盛り上がる。冬のイングランドはトレーナーでは寒い・・・この雰囲気で赤は着用できずがまん。アーセナルサポーターにまぎれるため駅と反対方向へ。よしここなら着られる。暖か~い。コーチがたくさん停まっている。そうかみんなロンドンからの遠征組みか~ みんなお疲れ、無事に帰ってください。で、コーチに乗れない僕はどうやって帰ればいいの?まあとりあえず市内のほうへ歩きながらバス停探そう。なかなかないや。歩くこと30分マック発見。旅先ではチェーン店に行かないというルール破りビックマックセット注文 £3.99


さらに歩くこと30分。バスは何台か通ったが僕の買った一日乗車券と違う会社だ。£1~2だけど。マック食べたので節約、節約。まだ町の明かりが見えてもない。と看板発見。真っ直ぐ行くと空港? なんか方向間違えたかな。とりあえず右折してみよう。あることさらに30分、看板発見アンフィールド・・・あれアンフィールドってグッディソンパークの近くだからここは違うアンフィールドかな。次の看板、エバートン。あれエバートンってグッディソンパークがあるとこと一緒の地名だ。同じような地名が多いな。んここさっき見たぞ・・・・2時間歩いたんですけどぉ。戻ってきてしまいました・・・もう歩けない。少し高くてもここでホテル探す。21時半 なかなかホテル見つからずアンフィールドへ。そこで発見。ホテルではありません。リバプールFCサポーターズ パブ お!これはいく価値あり


入口におじさんと若者がたばこを吸っている


Y「こんばんは、入れますか?」

O「君は会員じゃないよね。ここは会員制なんだよ」

Y「え、そうなんですか。サポーターなんだけどなぁ、ブツブツ、入りたいな~ ブツブツ」

B「入れてあげたら?」

O「じゃあ特別に£1払ったら入っていいよ」

Y「ありがとうございます」



さっきの若者に£1払い中へ。中は普通ジャン。あんまり人もいないな。期待して損したなぁ。

とりあえずお勧めのビールをきいたらカーリングと頭文字がFのビール

カーリングはセルティックの胸スポンサーだから知っている。飲んだことないけどそれを注文 相変わらずビールは安い £1.85(確か)


さっきの若者が言うには音楽がいいよって。あんまり聞こえませんが・・・


よく聞くと奥に部屋があるらしい。入ってみよう。ガチャ。広! そこには100人以上座れる空間が

座席はおじさん、おばさんが70人ほど集まっている。平均年齢60歳くらいか

たとえば名古屋グランパスサポーターズパブ(そんな物ない?)に平均年齢60歳くらいのおじさんおばさんが70人集まる・・・到底考えられない

日本では綾小路きみまろコンサートくらいだろ


外でスヌーカーしてる若者いたけど中には若者一人もいないぞ

3人いるけどあれはさっき演奏してたバンドのメンバーだしな

ちょっと居心地悪いな。隅っこで飲んでよ。



と、部屋に入ってくるとき目が合ったカウンターでビール注文してたおじさんが近づいてきた


A「やあ、こっちに来て一緒に飲もう」

Y「え、いいんですか?」

A「私は○○、こちらが家内の○○、であっちにいるのが○○で・・・・」

Y「僕はユージーです」

A「どうしてここに来たの?」

Y「実はこの近くでアコモデーション探していたんですけどなかなか見つからなくて、そうしたらリバプールFCサポーターズパブって書いてあるの見つけて」

A「この辺でアコモデーションは知らないな」

Y「・・・そうですか」

A「ちょっと待ってて」



おじさんみんなに聞いてくれている。なんていい人だ。今日のほどリバプールサポーターで良かったと思ったことはないな。さっきまではローバーズサポーター、エバートンサポーターズだったけど・・・


A「聞いてみたけどこの辺にアコモデーションはないよ」

Y「そうですかでもありがとうございます」

A「このステージの後ろに大画面があって試合のときはみんなで応援するんだよ。明日もやるよ」

Y「あ、僕明日マンチェスターに試合見に行くんですよ」

A「おおー、そうなのか。おい、みんなユジ明日、マンチェスター行くんだって」

中略

A「君どこに住んでるの?」

Y「今はアイルランドに住んでいます」

A「アイルランドのどこ?」

Y「キルデアカウンティーです。カウンティー キルデア」

A「おいみんなユジはアイルランドのキルデアに住んでいるんだって」



何々今からビンゴ大会が始まるらしいぞ

僕も参加していいみたい 2枚£1ね


日本のビンゴと違うな。うまく説明できないけど。2種類あるとは知らず最初のほうは買ってない。

で優勝者が賞金総取りするわけね



僕が買ったのはビンゴじゃなくただ5連の番号が書いてあって(例 321~325)

司会者が指定した人がくじを引き世の数字を持っていた人が商品をもらえる。

ビンゴっていうかこれはくじ引き。


最初に僕が指定された。う~ん残念

僕昔からくじ運ないから



次のくじ

隣のおばさんが僕に何か言ってる。どうやら当たったようだ。聞き取れなかったけど 

325 あ本当だ当たってる。賞品を選んでいいのか。ワインかスコッチウイスキーと説明してくれたけどよく分からない。

ワインはデカすぎ、スコッチウイスキーにしておこう。




くじも当たったしカーリング2パインと飲んだしお菓子や軽食もいただいてすっかりいい気分になっちゃった。

おじさんが何か言ってる。今日はこれからどうするのかってとりあえず市内に戻ってホテル探すって言ったらここから市内までタクシーだったら£5~6で行けるよって教えてくれた。でも歩くからいいよって答えたけど歩くのはしんどいそうだ。もう23時だし。そろそろ帰ろう。おじさんが外までついてきてくれた。今日のお礼とお別れを言っていたらおじさんが通りかかったのか呼んでくれたタクシーの運転手に昨日泊まったパラダイスシティーのIbisまでって言ってくれている。



まさかタクシー乗るとは思わなかったな。料金メーターが気になる。£5くらいになったからもう着くかなって思ったけど思ったより遠い。これは歩くのしんどいわ。タクシーに乗って正解。しかしメーターはさらに£10を越え12.5まで行ってしまった・・・チップをあげたいとこだけど僕極貧なので£13で勘弁してください。タクシーに乗って失敗。 うー今日も大幅に予算オーバー。で2日続けて同じホテルもつまらないしな。来る途中に見えたホテルっぽいとこに行ってみよう。


近くに見えたが意外と疲れる。アルバートドックというビートルズショップがあるところのようだ(次の日知る)

でプレミアなんとかINNというとこに行ってみた。£65・・・昨日よりさらに高いけどもう寝たい。

え~、2泊で1週間分の宿代使っちゃいました・・・こっちは浴槽もあり内装もきれい。高いけど・・・



じゃあ素晴らしき思い出とともに寝ます おやすみ~