私と鍼灸治療の出会いは30年以上前になります。
子供のころは病弱ですぐに扁桃腺が腫れてしまい、おまけにアレルギー体質で小児喘息というなんとも厄介な子供でした。
両親は私の成長にかなり気をもんでいたようで、
父は「この子は、このまま大きくなれないかもしれない?」と中学生になるまで真剣に悩んだそうです。
そんな私が鍼灸治療を初めて受けたのは小学3〜4年のころでした。
母が懇意にしていただいていた女性の先生で私の生家の近くの文化住宅の1室で治療院をされていました。
初めての鍼灸治療のときの様子はといいますと、なぜか喘息の発作が出ているそれももっとも発作のひどいときで
「ゼー、ゼー、ヒュー、ヒュー」苦しんでいるところに、鍼やお灸をされるので余計につらくて泣いてしまったことを今でも覚えています。
そんなときの治療ですからほとんど効果もなく、そのときの経験から子供のころは「鍼灸治療はダメ!」というイメージが出来上がってしまいました。