セイ星は、母に似て色白な美少年。非常に子どもの頃から、容姿は整っていた。奴隷市場で、母子で売買されていた。その時も、子なしの富裕層に買われたのは。母が知的障害でも、子には障害はなく、美童だったからだ。


親子なら、お安くします。商人は、取引したが、子の無い男性は、息子のみ買い取った。初めは歓迎してくれた両親。次に弟が生まれるなり。養子には冷たくなった。

やはり、奴隷の子は、素性も怪しい🤨父母は、実子の養育に熱中し。養子を顧みなくなった。


昔は、あんなに可愛がってくれた父母。セイは落胆した😔帰ろうにも、実家すら無い。母も父も不明👨彼は孤独だった。書物を読むなどして、寂しさを紛らわせたが。🐰親が自分に、もはや関心が無い。それだけは、わかった。


彼の取り柄は、美しい外見と、❤️心の優しさ。高い学力であった。両親は、白竜王族👸の宦官として、セイに手術を受けさせ。女性👩‍🍼に変えて、王宮に差し出そうとした。


手術の恐怖🫨におびえるセイ。しかし、幸運にも去勢手術は実施されなかった。女性の族長は、後宮の側室との間に、子を望んだからだ。

初めて、床入りを許された夜🌉緊張しっぱなしの美少年に。族長は、早く自室に帰って、休むようにと、声をかけた。🐇疲れたろと。


半裸の氷🧊の美女が、こちらを見て、微笑む。もはや、家族さえいない彼にとって。母性的な族長の優しさは、救いであった。

彼の実家は、よい取引だと喜んだ。セイは、実は他国の間者でもある。両親は、長子を売り渡し。大金を金氏💰摂政の夫人から、受け取った。


夫人は以前から、夫の密会に気づいていた。仮面夫婦の二人だが。自分の面子のためにも、離婚は避けたい。藍氏族長は、中原一の美人姉妹。

若さを失いつつある夫人が、嫉妬に狂っても、当然といえた。


地位、愛❤️、名誉、美貌。全てを手に入れた若い女👩全てを失いつつある、金氏の貴婦人。彼女をさらに、怒らせたのは。夫からの離縁と、白竜族長の懐妊であった。

重度障害児の可愛い長男に、病死に見せかけ。毒をもった。悪魔とあだ名される夫👿愛に溺れて、子までなした彼らに。自分と同じ苦痛を味あわせる。それが夫人の望みであった。