白い乗馬服に白馬。白い🤍長剣に、純白のベール。実に涼やかな装いの貴公子が、藍氏の湖畔の別荘を訪れた。ベール👰‍♀️をとれば、氷🧊の美貌。白竜姉妹の妹姫👸である。


単身、白馬で走って来たらしい。子ども好きなウェイインが、子守をしている。最近は、乳母を雇えるくらいの、経済力はあるようだ。

夫は、近所の子に、馬術と弓道、書道などを指導している。世の中が平和🕊️であっても、体は鍛えよ。武道で有名な、養子先の影響らしい。


抱き合って、再会を祝う🍾姉妹。出産🤰があると、自由な時間は限られる。久々に、自分だけの時間を過ごしたいと。使用人も、双子♊️の子どもらも、伴っていない。

侍女は、宿泊の用意をして、退出した。はて、若き宗主に、新しく恋人でも⁉️直接聞けないまま、着替えの乗馬服、寝着などを用意した。


人目の多い宮殿をさけ。姉妹は、二人だけで会うことにしたのだった。姉の腕には、見慣れぬ高価な金水晶🔮が輝きを放っている。婚礼用の宝飾品である。


姉君、ご結婚されるのですか?

そうよ、もう結婚したわ、、😄

水晶の入れ物。桐の箱を手渡す。ランジャンは、驚いて落としてしまった。謹厳実直な姉が、急に異性の話をしたので、つい手元が狂った。


あぁ、高価な物なのに。

わびて、拾おうとすると。紺地に赤の刺繍の絹地。その下に、封書がはいっていた。金色の縁どり。王族のみが用いる、高級紙だ。


姉君?信書が出て参りましたが。

妹が手渡すと、姉は驚いて、まばたいた。

箱の底には、愛する人への書き置きがあった。

金氏の第三王子🤴の遺書であった。


無駄を嫌う、彼の人柄をしのばせる、短い文書。


来世、来来世も生涯を共に

今まで、ありがとう 愛しい人


さようなら 我が命


貴女の夫より