ついに、世界🌍大戦は、開始された。中原は再び乱世に突入。ウェイイン、白竜族の元王妃👑の姿も、戦場にあった。勇敢に闘い、弓を構える姿。
江氏は劣勢となっていたため、公娼の妓女らは、避難させた。残るは、精鋭部隊と、華をそえる🌺🌹美姫のウェイイン。
放て‼️力の限りに叫ぶ姫君。戦神のような、神々しさ。馬を駆る姿は、若武者さながらである。
私は、死ぬる事は恐れぬ。生きること、それこそが、苦しみである。姫は👸離縁の後、そう侍女に語ったそうだ。🏹
姫の黒馬を、美少年の部隊が包囲する。子どもは下がれ!👸姫がどなると、美少年らは、王子に離縁された江氏の姫様。こちらにおられたか🌝
白竜族の訛りで答えた。👸白竜族の者か?!
👿落城の時に、獣同様。温氏に裸にされ、もてあそばれた。少年らのなれの果て、、それが我々、傭兵隊でございます。汚れた身で、白竜族の聖域に、留まる事もかなわず。
自傷行為をしても、死にきれず。こうして、流れ者に🗡️どの国にも属さぬ、魔物でございます。
私をどうする気だ?🌹生捕りにして、さらすか。
姫の髪をつかみ、馬から引きずり下ろす。怪我をせぬように、一人が受け止めて、地面に放る。
私が恐れるのは、生きることだ、、孤児として、養女先で、夜の奴隷に。白竜族の貢ぎ物にされ。夫にぶたれ。苦しんで子もうまされ。離縁され。
これ以上、生きていたくはないのだ‼️
👿王妃様も、我らと同じですね。虐げられ、動物の扱い。だが、その苦しみも、もう終わりです。
腕を切り落とせ!姫を辱めて、さらし者とせよ!
両腕をつかむ、美少年。あなた達も、聖なる白竜族の血🩸を受け継ぐ者。なぜ、こんな事をする?
哀れんで😢涙を流す姫。下衣を裂いて、ぬがせ。白い脚をむき出しにする。👸どうしてなの?
少年の一人が、天に向かって長剣を突き立てる。剣を構えて、姫の腕に、振り下ろす瞬間に、少年兵から、悲鳴があがる。
少年らの背に、複数の矢が刺さった。次々に、少年らは倒れていく。兄の射撃隊が、異変に気付いて戻ってきたのだ。
ウェイイン!父君のところへ🐎
早く‼️負傷🩸されたそうだ。
はい!兄君🗡️ただちに‼️礼は、のちほど。
裂かれた下衣を着用するなり、黒馬にのって、🐴父の幕舎へと向かう。兄の射撃隊を追撃する敵。一本の矢が、ウェイインの背中を貫いた。
肺の下に命中🎯したようだ。甲冑の隙間から、流れでる鮮血。父君、、今参ります。かすみつつある視界で、ようやく幕舎にたどり着く。心配をかけぬよう、矢は自力で引き抜いた。うめき声😞
姫様が、戻られました!血のしたたる、破れた衣装のまま、白い脚を一部見せて。ウェイインは、父のもとへ、たどり着いた。
大事ないか?寝床に横たわる、父が驚く🤯
包帯姿で、お互い重傷のようだ。
はい、少年兵に囲まれて。危ういところを、兄君が助けてくださりました。
大事な、話がある。席をはずしてくれぬか。
重臣に弱々しい声で、話す父👨
礼をして、臣下は退出した。
ウェイインや、ありがとう😊最期に、顔が見たかった。少年時代から、渡したいものがある。その桐の箱を、持ってきてはくれぬか。
はい、、素直に箱を、両膝をついて、差し出す姫👸色褪せた外箱には、紺の絹地に、紅の刺繍。絹地をめくると、🌸婚約用の、桜色の腕輪が。数十年、色褪せる事なく、輝いてていた。
ずっと渡せなかった。ようやく、そなたは、私の妻だ、、最後の力を振り絞って、腕輪を姫に、はめる。感激で涙を流す娘。
前世から、慕い続けていたのに。守りきれなくて、すまなかった。族長は、頭をなでた。腕輪をした手の甲に、👄唇をあてると。父は、目を閉じて、そのまま亡くなった。
ウェイインも、お側に参ります。手を取り合ったまま、親子は寄り添って、目を閉じた。
そして、そのまま、目覚めなかった。
お二人が、寄り添って亡くなった姿は。まるで、長年連れ添った夫婦か、実の兄弟のようであったと。臣下はのちに、王子に語った。
兄は、天を仰ぎ、涙した。ウェイイン!父君!