白竜とウェイインの前世だと思わせる、挙式前に抜刀して、白竜族を刺すウェイイン。自分と白竜族王子の、結婚式場の造花をちぎって、止められる若い半陰陽。時代劇お約束の、望まぬ縁談だ。

エイラクという後宮ドラマにも、登場。富裕層の若者には男女共に、あまり人権は無い。身分が高い者ほど、苦痛が多いのが、人間界だ。


とにかく、容姿が美しい男女、半陰陽は、権力者にもてあそばれ。監禁されて、所有物、ペット🦜、あるいは妃となる。

陳情令外伝も、皇帝に目をつけられる。王一博演じる、唐代の官吏も。気絶させられた間に、新婚初夜を迎えた。目覚めたら、桃色の絹の寝巻きを着ている。

恋人の将軍は、シャオジャンが演じる。しかし、皇帝が四肢をしばり、犯罪者とし、処刑する。その痛みを共有して、官吏は目覚める。ツインソウル が処刑されたのを、彼は悟った。


半陰陽の臣下が気に入った皇帝は、離れに監禁。薬を飲んで、さっさと病を治して、床にはべるように命令する皇帝。

官吏は一切、薬湯を飲まず、吐血して亡くなる。もう、権利者はやりたい放題だ。臣下は、皇帝一家にとって、とるに足らない存在。命を取ろうが、無理矢理😎さらって、妃にしようが。周囲も止めることもない。


人間を所有できる権利者。来世で、やり返される可能性を考えたら。皇帝、臣下、そのどちらの役も演じたくはないものだ。


外伝では、前世王子に監禁されたウェイインが、不良に転生。白竜の口を後ろから、手で押さえて。騒ぐと首の骨を折るぞ!と、床に打ちつける。しょっぱなから、性犯罪で貞操を奪われる白竜が登場する。

前世の妃が、行く先々に現れて。白竜族を脅し、苦しめ続ける様子が、描かれている。因果応報の法則を描いたものだろう。


自分を今世で痛めつける者は、ツインソウル なのだ。自分を迫害する人物に、謝罪の気持ちを持ち、決して恨まない。監督はそうドラマで、訴えているように思う。

逆襲、仇討ちを良しとする、中国時代劇の本流に、逆行するかのように。