昨日の金曜日は、ツキイチの不死鳥倶楽部勉強会に出席。
今回のテーマは「永続繁栄企業の精神」。
講師は、「日産グローバル」の徳山暉純氏と鮎川雅子氏。
「日産で鮎川さん?」でピンときた方は鋭い方ですね。
そうです、鮎川雅子さんは、日産の創業者・鮎川義介氏のご令嬢。
今は、「日産グローバル」の代表を務めていらっしゃいます。
鮎川義介氏のことは、ご存じですよね?
日産や日立をはじめ、なんと1万社以上の企業を立ち上げた、日本の産業界の奇跡。
神様のような方です。
お話は、なかなか衝撃的な内容でした!
ここでは詳しく書きませんが、そのさわりの部分だけご紹介すると…。
企業の寿命については、ここで以前に書いたことがありますが、世界で200年以上続いている企業は5586社あり、うち日本の企業が3146社。
つまり、長く続く企業は、圧倒的に日本が多いのです(ちなみに2位はドイツの837社)。
日本人は、古来よりそれほど能力の高い民族であった、と。
西洋では、今や日本のやり方が学ばれ、取り入れられていっている。
あのドラッカーも、スティーブ・ジョブズも、みな日本に来て、その精神を学んだ人間です。
ところが、戦後の改革で、日本の実力を恐れたアメリカによって、日本は骨抜きにされてしまった。
日本人の精神を学ぶ教育はすべて封印され、アメリカ合理主義の教育が持ち込まれ、70年たった今、世界最高の日本精神は滅びかけている・・・。
西洋的なやり方を捨て、昔ながらの日本的なやり方でことに臨めば、物事は必ずうまくいく。
そのやり方とは、一言でいえば「天に順う(したがう)」、または「時をつかむ」ということです。
話が難しくなるのでこのへんにしますが、1つだけ例を出します。
信長・秀吉・家康の中で、最後に勝ったのは家康ですよね。
権力では信長に勝てず、才能では秀吉に劣る家康がなぜ勝ち残ったのか。
それは、ホトトギスのたとえにもある通り、時を待つ忍耐力があったからです。
ちなみにホトトギスは漢字で書けば「時鳥」。
「時」という文字が使われているのは偶然ではありません。
そしてお話は、今の日本人がほとんど知らない(教育されていない)、逆に戦前の人間なら誰でも知っていた、(アメリカが恐怖し、封印した)世界最強の「日本精神」核心部分へ。
これは、また機会があれば。
この後の、懇親会でも、お二人とはじっくりとお話ができました。
幸運にも、席が最初は徳山先生の正面、席替えした後は鮎川先生の正面になり、直接お話ができまして。
お二人からは「日本を取り戻すために」力を尽くしてほしい旨、メッセージをいただきました。
分不相応ながら、これまで以上に使命感をもって、生徒たちと接していきたいと思っています。