去る11月15日。
龍馬ファンの私としましては、例年なら「坂本龍馬の命日」というお話をするところでしょう。
が、今年は…。
この日に偉大なる男が現役を引退しました。
天龍源一郎。
長きにわたってプロレス界を牽引してきた偉大なる選手。
なんと65歳まで現役を続け、この11月15日に両国国技館にて引退試合を行いました。
実は私、人生の半分はプロレスでできているような男なのです！
6年前に亡くなった三沢選手のファンであったことは、このブログでも書いた気がしますが、三沢選手が台頭する前は、熱烈な「天龍信者」だったのです。
天龍選手といえば、思い出は尽きず、いくらでも書くことがありますが、私が一番熱くなったのは高校時代から予備校に通っていた頃でしょうか。
ジャイアント馬場さん率いる「全日本プロレス」において、「天龍革命」と呼ばれるムーブメントを起こしていたころです。
当時、全日本プロレスにはジャンボ鶴田選手という「怪物」がいました。
その並外れたスタミナ、実力ゆえに、「本気で戦っていない」「手抜き」のそしりを受けることも多かったレスラーでした。
この怪物を覚醒させたのが天龍選手でした。
顔面蹴りなども含む厳しい攻撃を鶴田選手に浴びせ、怪物を本気にさせたのです。
「鶴田vs天龍」は、心から熱くなれる黄金カードで、当時日本武道館に何度も足を運びました。
その後、天龍選手は全日本プロレスを退団し、理想のプロレスを求めて様々な活動を。
そうそう、あの「鬼嫁」北斗晶さんを、夫の佐々木健介選手のセコンドにつけブレークさせたのも、天龍選手のアイデアでした。
その天龍選手の引退試合は、新日本プロレスの現役チャンピオン、オカダ・カズチカ選手との一騎打ち。
40歳近くも年下のトップレスラーと戦うという、前代未聞の引退試合になりました。
65歳…。
ほとんど「ロッキー・ザ・ファイナル」のような世界です･･･。
結果は、壮絶なフォール負けでしたが、最後まで貫いた「革命人生」。
天龍選手らしい終わり方でした。
天龍選手、多くの感動をありがとうございました！
過去の名勝負、朝までも見たい気持ちです。