今日は少し真面目なお話を。
生徒指導の考察をさせてください。
講師が、「よい授業」をするために心がけるべきことは何か?
こんな質問、漠然としすぎていて、何十何百と答えが出てくるでしょうが、私自身が大切にしていることを1つ。
プロとして生徒の前に立つ以上、生徒を授業に引き込んで、かつ成果を出さなければなりません。
成果というのは、目先の点数や成績はもちろんのこと、将来に向けての糧を与えてあげることも含むべきでしょう。
その上で大事だと思うことが、題名にも書いた「学び」と「感動」です。
この2つがバランスよく混じり合って、最高の授業ができあがるのだと思っています。
学習塾ですから、「学び」はいやでも与えられますよね。
新しい知識、文章読解での主題のとらえ方、資料の読み取り法…。
これらを、わかりやすく、また覚えやすい形で、様々な工夫や授業法を駆使して伝えてあげること。
多くの講師は、こういったことに日々腐心しているはずです。
もちろん、私もです。
しかし、あまりに「学び」の部分だけに重きが置かれると、人間の心というのは新鮮味が薄れ、「飽き」が生じてきます。
簡単に言えば、やる気を高いレベルで維持できなくなるのです。
そこで大切なのが、生徒の心を揺さぶってあげることです。
つまり、「刺激」、あるいは「感動」です。
優伸スクール創立時に作った「理念」の中に、「塾に来たらいつも感動がある」という一節があります。
そんな塾、そんな授業を目指しています。
心に刺激を与える方法は、いくつもあります。
生徒が刺激を受けるような人(スポーツ選手など)の話を語りかける、受験関係の話をする、などというのももちろん効果的な手段です。
それに加えて優伸では、授業法自体で感動や刺激を与えようと「TEACH&COACH」という指導法を実践しています。
先生から教わるだけでなく、生徒自らが考えて答えにたどりつく感動を味わってもらう。
先生は、その道筋を絶妙にフォローをする。
また、単なる暗記ではなく、その奥に潜む原理原則に気づいてもらい、別の場面で応用できるようにする。
などなど…。
関わった生徒すべてに、学びと感動を効果的に与え、共に成長していく。
常にそんな場であれたら素晴らしいことですね。