新しい健康保険証に「脳死の場合の臓器提供」の意思表示をする欄が設けられました。
画期的です!
というか、今までなぜやらなかったんだろう?ぐらいの感じです。
臓器提供の意思表示は今まで「ドナーカード」というカードで行われていました。
しかし、これを持っている人って確か国民の1割ぐらいだったと記憶しています。
もし脳死判定されたら自分の臓器を提供する意思はあるが、その意思をどこで示せばいいのか。
ドナーカードってどこに行けばもらえるのか。
ほとんどの国民は、今までそれを知らなかったわけです。
確かに国民の関心が薄い、とも言えますが、この場合、普及させるべき政府の責任が大きいような気がします。
移植でしか助からない命があります。
しかし、日本の臓器移植は先進国の中でも最低レベル。
移植を受けるには海外に渡らねばならず、莫大な費用がかかるそうです。
「日本人は金で臓器を買いに来る」のような批判も耳にしたことがあります・・・。
臓器医療が進まない大きな原因の1つが、国民の意思表示の少なさにあったとすれば、今回の件は画期的といえるのではないでしょうか?
ちなみに、プロレスの三沢さんは、生前、臓器移植の支援活動をずっと行っていて、先週の「お別れ会」では協会から感謝状が送られたそうですね。
先月、臓器移植法改正案が衆院を通過しましたが、これは三沢さんの夢でもあったそうで。
協会の理事長は「天国の三沢さんに伝えたい」とコメントしてました。
あれ?
今日も三沢さんの話になってますね(笑)。