高等遊心

こちらは、花菖蒲。5月の節句に好んで生けられますが、旬はこれからの六月です。
ぽってりしていて可愛らしい花です。
品種も多く、これから各地の菖蒲園で楽しめると思います。


菖蒲湯や菖蒲酒に使われる菖蒲(しょうぶ)と花菖蒲は、根本的に違う植物です。
花菖蒲は、杜若と同じアヤメ科。菖蒲は、サトイモ科になります。

高等遊心
これが菖蒲の花になります。全然違うでしょ♪葉はとても似ています。


さて、お生花でいける花菖蒲はこんな感じになります。
高等遊心

花だけ見ると杜若の方が男らしいですが、
生花の作品にすると花菖蒲はかなり男性的な作品になります。

高等遊心

そして、花が咲くとまたひと味違った雰囲気に♪

高等遊心
↑これが杜若の生花です。
同じアヤメ科の植物。そして同じお生花。
お生花は基本的に枝だものであれ、草ものであれ同じ形を形成させるんですが、
素材によってここまで雰囲気やデザインが変わってきます。
素材ごとに素材を生かしたデザインというのが、
いけばなの醍醐味の一つとも言えると思います。