文藝春秋 2008年 09月号 [雑誌]

¥790
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プロフィールをすでにご覧になった方や
私と小説トークをされた方はすでにご存知かと思いますが、
私は、芥川賞作家が好きです。
村上龍さん、吉之淳之介さんを筆頭に、石原慎太郎さん、山田詠美さん、宮本輝さんetc
芥川賞と双璧をなす直木賞作家さんよりも断然芥川賞の方が好みと言えます。
ただ、芥川賞の場合、賞の特徴からか、たとえ受賞作品でもどうも小説の世界に入れない
作品もとても多いです。つまり嫌い、苦てな作品も多々あります。
好みは、と聞かれたら芥川賞作家ですが、
嫌悪感を抱いてしまう作品も芥川賞作品に多いのが実状です。

じゃあ、苦てな作品は何かって?
そんな野暮な質問には答えません(笑)

食べ物が一番分かりやすいんですが、
私は全く嫌いなものがありません。
喰わず嫌いはゼロでいわゆる皆さんが
食べたがらないものも平気で、むしろ好んで食します。

小説以外の芸術系や音楽のジャンルも嫌いなものというものはほとんど皆無です。
小説、文学だけが、なぜか、不思議と好き嫌いがとてもはっきりしています。
唯一と言っていいです。
そのためと言いましょうか、文学には大変興味があります。

これを踏まえて、話は戻って、文芸春秋。
芥川賞が全文掲載されている号は毎回買う事にしています♪
買う一番の理由はというと、実は受賞作を読むためではなく、
芥川賞の選評を読むためです。
選評委員会のメンバーがとっても豪華で、
彼らの選評は読んでいて心地がいいです。
そして、ほとんどと言っていいほど、
選考委員の作家の推している作品は異なります。
受賞作品をはっきり「私は推さなかった」
と発言しているのも普通の出来事です。

今回も楽しませて頂きました♪

そして、もう一つ大きな収穫が♪♪♪
巻頭のカラーのところに「帝都の花 新橋芸者」
東京にも花柳界が残っていることを知りました。
新橋には「東おどり」というのも未だご健在の様子。

「ほほ~京都では、舞妓、芸子だけど、こちらでは半玉(おしゃく)と玉代と言うのか」
「ふむふむ、半玉さんが65年ぶりに新橋で復活っと♪」
「おw川端康成さんの写真がある、、、やはり文士と花柳界は相性がいいのだな~」

・・・・とっても勉強になりました♪